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csi:s01:007_blood_drops

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CSI - Season 1

#7 Blood Drops

  • 邦題:「惨劇の家」/「一家惨殺地獄絵図! 固く口を閉ざす生き残り美人姉妹・血痕が導く驚愕の真実」
  • 脚本:Ann Donahue
  • 原案:Tish McCarthy
  • 監督:Kenneth Fink
  • 初回放映:2000-11-17

“Out, out damned spot!”

事件概要

全員で担当。閑静な住宅街のある一家で夫婦と10代の息子二人が殺害された。娘二人は無事。妹のブレンダは「バッファロー」という言葉に強く反応する。姉ティーナは隠れていて助かった。ティーナは犯人が逃げた後、すでに死んでいた母親を抱き起こし、廊下で父の身体につまずいたと言うが、パジャマには血がついていなかった。グリッソムらは、ティーナとボーイフレンドの犯行を疑う。

ニックとウォリックは庭を調査する。ウォリックは庭でスクーターのタイヤ跡を発見。その跡から車種と、同じ型のスクーターを所持していた若者を割り出す。ニックはビーディーという煙草の吸い殻とマッチを発見。スクーターを利用していた若者の一人がティーナの恋人ジェシーで、ビーディーを吸っていた。マッチをちぎった跡が、庭にあったマッチと一致した。ジェシーは一家の殺害を認めが、彼が自供した「ティーナとの仲を両親に引き裂かれたので殺した」という動機に、グリッソムは疑いを抱く。

ブレンダの世話をしていたサラが紫外線写真を撮ると、身体には虐待の跡が残っていた。また、父親の所持品の中には、バッファローのペンダントが入っていた。

キャサリンは現場の血痕を調べ、落ちた血痕の形から、父親は娘を守るためにブレンダの部屋へ行ったのではなく、部屋から出て来た所を刺されたのだとわかった。ティーナは父親から性的虐待を受けており、ブレンダは彼女の妹ではなく娘だった。父がブレンダにも手を出したことを知り、父親を、そして自分を守ってくれなかった母と兄弟たちをも殺したのだった。


感想

なんとも後味の悪い事件。母親は共犯だと思っていたのだろうが、兄弟たちまで……? あの姉妹(母娘だけど)がこれからどうなってしまうのだろうと思うと、暗澹とした気持ちにさせられる。良い養親ができればいいけど。

冒頭に引用したのは、グリッソムが言った「マクベス」の中の台詞。その他にも、やはりマクベスから「この老人の身体にこれほどの血があろうとは」という台詞も引用している。この事件では、血痕の形が重要な決め手になるが、「血族」という意味の「血」もひじょうに重要な位置を占めている。

Yoko (yoko221b) 2004-02-09

csi/s01/007_blood_drops.txt · Last modified: 2019-09-29 by Yoko