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csi:s03:048_the_accused_is_entitled

CSI - Season 3, Episode 2

#48 The Accused Is Entitled

  • 邦題:「科学捜査班の失敗」
  • 脚本:Ann Donahue, Elizabeth Devine
  • 監督:Kenneth Fink
  • 初回放映:2002-10-03

The difference is, Philip, I get the same paycheck regardless of what I testify to.

事件概要

ハヴィランド事件

全員で担当。殺人課からブラス警部。人気アクション俳優トム・ハヴィランドがカジノに現れ、二人の中国系女性と寝室へなだれ込んだ数時間後に、主任の出番となる。女性のひとり、キムが喉を切られて殺害されていた。もう一人のトーニャは行方不明。グリッソムが話を聞くと、ハヴィランドは、キムが死ぬ前に犯人はトーニャだと言った、と言う。彼は被害者に触っていないと言うが、指と爪の間に血液が残っていたため、逮捕される。

ウォリックは採取された血液サンプルを持ち帰り、サラとキャサリンは現場のベッドを検査。ニックはハヴィランドが遊んでいたギャンブル台を調べる。キャサリンは従業員用の作業部屋で、ハヴィランドが手を洗ったらしき場所を発見。ウォリックは証拠品を持ち帰る途中で交通事故の現場に遭遇し、被害者を助ける。検死の結果、被害者の喉はワインの栓抜きのような尖った物で切られており、ハヴィランドが言ったように死ぬ前に何かしゃべることはできなかったと判断された。

ハヴィランドの犯行を裏付ける証拠は十分だと思われたが、弁護士ウェスコットはCSIによる冤罪をメディアで主張する。また、弁護側は科学捜査の専門家をチームに加え、CSIが処理する証拠をすべてチェックするという。その専門家は、グリッソムの師フィリップ・ジェラードだった。ジェラードはグリッソムらの捜査方法を厳しく監視する。

現場にあったシーツからハヴィランドとは異なる男性の血液が見つかり、別の人物がいたのかと思われたところへ、被害者発見の報が入る。行方不明だったトーニャがゴルフコースで発見されたのだ。トーニャは実は男性だった。グリッソムは、男をナンパしたことで激怒したハヴィランドがトーニャを殴り殺し、悲鳴をあげたキムを黙らせるために喉を切ったと推測する。

予備審問が開かれ、CSIのメンバーは一人ずつ証言するが、弁護士チームは彼らの捜査手順や私生活をひとつずつあげつらう。ジェラードはグリッソムの聴覚の異常を知り、弁護士にわざと小声で質問するよう仕向けるが、グリッソムは読唇術で対抗。シーツに付いていた謎の斑紋がハヴィランドの左膝の傷口と一致することを写真で証明する。


感想

シーズン3の2話目……全員でひとつの事件担当だし、メンバーそれぞれに見せ場はあるし、珍しいスーツ姿も見られたし、ラストでは溜飲が下がった。でもやはり、メンバーがちくちくと苛められる様子を見ているのは辛いな。また、XY染色体から謎の男性の存在が疑われるが、それが次のシーンの遺体発見であっさり謎が解けてしまうところも残念。もうちょっと引っ張って苛めてほしかったかも(ってどっちなんだよ! 結局)。

ジェラードがサラと救急隊員ハンクとの交際のことをチクリと指摘した後の主任……何だか驚いたような顔してたんだけど、サラがデートしてたことは、シーズン2「ちぎれた指」の事件で知っているはずだよね。これは「サラがまだあの男と!」という驚きなのか、それとも「あの事件でまだ懲りない男だったか!」という驚きなのか。あるいは「グレッグが気にしていたのはこのことか!」と得心がいった?

グレッグといえば、隣の部屋からポケベルでニックを呼び出すところが面白い。「手を振ったんだけど、気づかないから」って……。


単語帳

  • railroad: 不当なまでに速く冤罪で(または確証がないまま)有罪とする
  • prelim: preliminary(予備的な)、予備審問
  • Polanski: ロマン・ポランスキー(映画監督)。“Get-out-of-jail-free card” の意味で使っているのは、ポランスキーが監督したチャールズ・マンソンの映画と関連がありそう。

Yoko (yoko221b) 2005-09-05

csi/s03/048_the_accused_is_entitled.txt · Last modified: 2020-02-08 by Yoko