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csi:s14:301_passed_pawns

CSI - Season 14, Episode 6

#301 Passed Pawns

  • 邦題:「ベガスの流儀」
  • 脚本:Christopher Barbour
  • 原案:Michael F.X. Daley
  • 監督:Phil Conserva
  • 初回放映:2013-10-30

事件概要

ジェレミー・サイクス他

手持ちの腕時計を質に入れ、その金を持ってカジノへ向かった男がブラックジャックで驚異的なツキに恵まれ、一晩で35万ドルを手にする。しかしその男は翌朝、路地裏で他殺体となっていた。

現場へはモーガンが向かうが、深夜番シフトの時間はすでに過ぎているということで、早番のイェーガーが現れる。レベル3への昇格がこの事件の解決にかかっているというのだ。押し問答の末、モーガンとイェーガーがコンビを組んで事件を担当することになった。

被害者は背中を何か所も刺され、現場には滴下血痕と引きずり痕があり、路上には被害者が血で書いたと思われる「DE」の文字が残されていた。イェーガーは近くのゴミ箱から血の付いた空のアタッシェケースを発見する。

被害者の所持品に質屋のレシートが入っていたことから、前日の足取りがわかる。質屋は年配の女性ルビーが経営しているが、店番は主に息子のカイルとジークが担当しているという。弟のジークは驚異的な記憶力でサイクスの行動を再現してみせる。サイクスが質入れしたものは、指輪と高級腕時計だった。

サイクスが「パイクス」というカジノで大勝した映像を見たフィンはイカサマを疑い、「DE」の文字は「DEALER(ディーラー)」ではないかと思う。サイクスのテーブルの担当ディーラーのクリスティ・ホールは連絡が付かず、さらに高級腕時計の本来の持ち主がクリスティの夫であったこともわかる。夫は2ヶ月前に強盗事件で殺害されていた。

だがクリスティはほどなくモーテルで発見され、事件との関わりを一切否定し、プレーはまったく正当なものだったと主張する。実際、カジノのボスもクリスティを疑い、カジノの一室で数時間にわたり「尋問」したが成果は得られなかったらしい。そのおかげでクリスティのアリバイが成立する。

次に、防犯カメラの映像からカジノの用心棒アロンゾ・ピアスが浮上。ピアスはサイクスの後にカジノから姿を消し、その後ルビーの質店に現れていた。モーガンが再び向かい、ピアスが持ち込んだスピーカーを調べてみると、そこにはサイクスから奪われたと思しき札束が詰め込まれていた。

ピアスの逮捕へ向かってみると、すでにピットボスのエスポジートがピアスを殺害して車のトランクに入れていた。エスポジートは「サイクスから金を奪い返せ」とピアスに命じたことは認めたが、ピアスが金を持ち逃げしようとしたので殺したのだという。

ピアスがサイクスを殺害して金を奪い、スピーカーに隠して質店に預けた――ということで一件落着かと思われたが、サラは質店のカメラに映っていたピアスがカジノにいた時と同じ服装で、なおかつ返り血を浴びていないことを指摘。あれだけの刺し傷を負わせ、返り血を浴びずにいるのは不可能と思われた。

ロビンスは傷口の形状が変わっていることを指摘し、「以前にもこのような傷を見たような気がする」と示唆。さらによく調べてみると、被害者の体内に残っていた金属片はナイフではなく銃弾の欠片だったと判明。犯人は被害者の傷口を抉り、銃弾を持ち去ったのだ。ロビンスの言葉から以前の事件を洗い直したグレッグは、マフィアの情報屋が殺害された事件を発見。そこから、マイアミの麻薬組織「マラノーチェ」とつながりのあるルイス・デルガードの存在が浮上。デルガードも最近強盗に遭っており、サイクスが時計とともに質入れした指輪は、その時に盗まれたものだったのだ。「DE」はデルガードを示している可能性があった。

そこで、サイクスがルビーの店に持ち込んだ品物をすべて調べ直したところ、いずれも未解決の強盗殺人事件の被害者が持っていた盗品であったことがわかる。一連の事件には、犯人が侵入して住人と鉢合わせし発砲したという共通のパターンがあり、被害届が出されていない所も同じだった。サイクスは殺人を請け負い、「報酬」として盗品を現金化していた可能性が考えられた。改めてクリスティを尋問すると、ようやく「浪費家で暴力を振るう夫に耐えかねて殺害を依頼した」と認める。殺人依頼を仕切っていたのは、質店の店主ルビーだった。

再度ルビーの店へ向かうと、デルガードの手下からの襲撃を受け、カイルは射殺、ジークは拉致されたという。ルビーはサイクスを使って殺人を請け負っていたが、大金を得てもギャンブルに溺れてしまうサイクスの存在が負担になり、殺害してデルガードに罪を着せようとしたと認める。サイクスが奪って来た盗品の中に、デルガードがヘロインを隠していたことを知り、ルビーはそれを売りさばいてしまったのだ。

ブラスは再びデルガードのクラブへ向かい、手下の足を撃って脅し、ジークの身柄を取り返す。


感想

話が二転三転するものの、かならずルビー質店を通って行くんだな……と思っていたら殺人の仲介もサイクス殺しもルビーの仕業だったか! にしても、ピアスまでルビーの店を利用していたせいで少々混乱した。ルビーさんの所以外に質屋はないのか、この近辺。

マイアミが終了して暇になったのか(違)、マラ・ノーチェがベガスに進出していてびっくり。マイアミとは合同捜査とクロスオーバーをやっているけど、そこでホレイショと絡んだキャサリン、ウォリック、ラングストンは3人とも番組を去ってしまった。

で、結局サイクスが驚異的なツキを見せて35万ドルを稼いだのは本当に正当なプレイだったのだろうか。思わせぶりに「レインマン」が登場したけれど、カードカウントの可能性は早々に除外されていた。サイクス自身も、ギャンブル依存のように言われていたけれど、ピットボスの誘いを断り「今すぐ現金化を」と主張するなど、冷静な判断力を見せている。一連の強盗事件で証拠を残していなかった(指紋などがあればすぐに照合されたはず)ことや、デルガードと鉢合わせしても返り討ちにされず「報酬」をゲットしてきた(そういえばデルガードの件を依頼したのは結局誰だったのだろう)ところなど、ただのホームレスとは思えない所があるので、あのプレイにも何か裏があったんじゃないかと思うのだが……。

ところで、今回の事件では早番のイェーガーとモーガンがチームを組み、質屋ではカップルと間違われていた。これも同じような場面がマイアミのカリーとウルフであったような気がするな。早番といえば初期シーズンではエクリーが主任で、グリッソムと仲が悪かったという設定があり、そのエクリーの部下だったソフィアがグリッソムのチームに移って少々ギクシャクする場面があったりしたものだけど、そういう摩擦は今も続いているのだろうか。エクリーも最近は良い人になったんだし、もっと仲良くしても良いんじゃないのという気はする。

事件以外のところでは、ラッセルの息子チャーリーに別の大学からスポーツ奨学金のオファーが来ているとか。ラッセルは息子が遠くへ行ってしまうことに複雑な気持ちのようだが、これは絶対に受けるべきでは? 西ラスベガス大では昨年、学長がバスケのコーチを殺害するという重大事件が起きたばかりだし、その事件では一時的にチャーリーも被疑者になっていた。そんなスキャンダラスな経緯のある環境にいるより、別の大学へ行った方が本人のためではないだろうか。


使用楽曲

  • Who Do You Love? by George Thorogood, The Destroyers(冒頭)
  • Dear Father by Black Sabbath(ブラス警部がデルガドのクラブへ行く)
  • Query by Rene Lavice(モーガンがレシートを調べる)

 

Yoko (yoko221b) 2020-11-17

csi/s14/301_passed_pawns.txt · Last modified: 2020-11-17 by Yoko