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csi_miami:s07:146_raging_cannibal

CSI: Miami - Season 7, Episode 4

#146 Raging Cannibal

  • 邦題:「タトゥーの掟」
  • 脚本:Brian Davidson
  • 監督:Gina Lamar
  • 初回放映:2008-10-13

事件概要

ヴィンス・コズロフ、アンドレイ・ブロースキー、ネイサン・マデン

エバグレーズの水質管理をしている職員が、重傷を負った血まみれの男性を発見。男性はそのまま絶命する。

死亡した男性は、ロシア移民でエクストリームファイター(格闘家)のヴィンス・コズロフ。胃の中から人間の皮膚が発見される。その皮膚には、ロシアンマフィアによる「殺害の標的」を示す牡鹿のタトゥーが施されていた。

カリーとデルコは現場でもう1人の遺体を発見。コズロフの胃から発見された皮膚の持ち主と思われた。首を食いちぎられて死亡しており、そばにナイフが落ちていたため、コズロフと戦って相打ちになったものかと思われたが、ナイフには別人の痕跡が残されていた。

2人目の被害者はアンドレイ・ブロースキー、ナイフの指紋はダイビングショップを経営するグレッグ・ドナーの物と判明。ドナーは、その日の朝、女性客にナイフを売ったと供述。ナイフを購入したカサンドラ・グレイはアンドレイの恋人だった。事情を聞くと、ヴィンスを刺したことを認める。しかし相手はプロの格闘家であり、カサンドラがやすやすと刺し殺せる相手ではない。カサンドラはロシアンマフィアに命を狙われ、警察にいた方が安全だと思って虚偽の自白をしているものと思われた。

ヴィンスとアンドレイは、いずれもイワン・サーノフが経営するファイトクラブのメンバーであるとわかる。クラブに行ってみると、アンドレイに彫られていたタトゥーと同じ図案の型紙があった。マットの下には大量出血を示す血痕。DNAを調べると、2日前に失踪したネイサン・マデンのものとわかる。マデンはウェイサイド・マリーナに住むヨットのオーナーで、マリーナの区画をめぐってロシアン・マフィアと争っていたらしい。

マデンが乗ったボートがわかり、ウルフは靴跡を採取。マデンの物を除外した結果、ボートにいたのはグレッグ・ドナーと判明。そもそもドナーはカサンドラにナイフを売ってなどいなかった。身の危険を感じたカサンドラが話を合わせただけで、ナイフでヴィンスを刺したのはドナーだった。エバグレーズで、ヴィンスが「標的」となったアンドレイを噛み殺し、ドナーが「緻密さに欠け、邪魔になるから」とヴィンスを刺殺したという。マデンはマリーナの区画を賭けてファイトクラブで戦ったというが、詳しいことや黒幕は誰かということについては口をとざす。

まだ留置場に勾留されていたいたカサンドラに改めて事情を聞くと、カサンドラはアンドレイと会っていた時に遺体の遺棄現場を見てしまったことを認める。アンドレイはカサンドラを殺したふりをして逃がそうとしたが、それを仲間に知られて殺されてしまった。ドナーはカサンドラを探させるため、わざと警察に嘘の供述をしたのだ。カサンドラは証人保護を受け、ファイトクラブのゴミ容器からはマデンの遺体が発見される。

マデンの遺体からはイワン・サーノフの指紋が検出される。だがサーノフは「自分は助け起こそうとしただけで、対戦相手はウェラーという男だ」と主張。サーノフが責任逃れのためにウェラーを差し出しているのは明らかだった。


感想

ロシアン・マフィア登場。ボスのイワン・サーノフは結局逮捕できなかったが、おそらく再登場し、このロシア勢が今シーズンを通じてのホレイショの「敵」になるのだろう。今までのパターンから考えて、シーズンの中盤か終盤の「節目エピ」でホレイショが逮捕/射殺/爆殺することになると思う。

そして、その件にデルコのルーツも関わってくるのだろうか? デルコがロシア人とのハーフだなんてすっかり忘れていたが、彼は自分のルーツを知りたくてロシアン・マフィアについて色々調べたらしい。でもデルコパパことデレクトルスキー氏は、ソヴィエト政府からキューバに派遣されていた技術者という設定だったはず。マフィアとはあまり関係なさそうな気がするが、またお得意の設定変更かな。

2人目の被害者は、劇中では英語風に「アンドリュー」と呼ばれていたが、何となくしっくりこないので、ロシア人っぽく「アンドレイ」と表記した。


使用楽曲

  • “Can't Go Back” by Primal Scream (冒頭)

Yoko (yoko221b) 2010-08-07, 改訂 2014-05-07

csi_miami/s07/146_raging_cannibal.txt · Last modified: 2020-04-10 by Yoko