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csi_miami:s09:209_about_face

CSI: Miami - Season 9, Episode 18

#209 About Face

  • 邦題:「逃亡者」
  • 脚本:Corey Evett, Matt Partney
  • 監督:Sam Hill
  • 初回放映:2011-03-27

事件概要

キャラ・ランドリー

デイド大学に近いアパートで、キャラ・ランドリーという若い女性が殺害される。殺害の手口は、4年前のヘレン・シャーマン事件と同一。シャーマン事件ではパトリック・クラークソンという男が逮捕され、有罪になって服役していたが、半年前にメモ・フィエロらとともに脱獄したまま、現在も行方不明。

ナタリアは大学へ行き、学生たちに注意事項を伝えるが、その直後、駐車場でクラークソンに襲われ拉致されてしまう。クラークソンは、意識を取り戻したナタリアに「自分は無実だ。それを科学の力で証明してほしい」と訴える。

キャラの遺体を発見したグレッグ・カロマーは、現場からクラークソンが出て来るのを見たと断言。キャラは異物でレイプされていたが、体内からはなぜか別の女性のDNAが検出される。パソコンの記録などから、キャラが売春していたらしいとわかる。

ナタリアから連絡がないため、チームの面々は拉致事件に気づく。ナタリアが話をした講堂のテープを、AV分析官が新しく開発したソフトウェアにかけて参加者の行動を分析してみたところ、「顔を隠そうとしている男性」がいることがわかる。映像を精査してみると、それはパトリック・クラークソンだった。

その頃ナタリアは何とか拘束を解き、後部席からクラークソンに襲いかかる。クラークソンはハンドルを失い、車は横転。ナタリアは負傷するが救助され、クラークソンは逃亡。ナタリアはその後、クラークソンの元妻を訪ね、彼が主張したアリバイが事実であることを知る。では4年前はどうなのか? と疑問を抱いたナタリアは、4年前のシャーマン事件の証拠品を調べ直す。デルコはストックホルム症候群ではないかと心配する。

シャーマン事件の証拠や写真などを調べたナタリアは、ヘレン・シャーマンもキャラと同じように自宅で売春していたことを知る。しかも夫のテッドがポン引きをしていた。テッドはクラークソンを自宅付近で見たと言うが、それは事件当日ではなくその前の日のこと。ヘレンに接触したメールはクラークソンの自宅の無線ルーターから送られているが、パソコンにその痕跡は残っていない。事件当時は証拠品であるソーダボトルの指紋が決め手になったので、その他の証拠はあまり重要視されていなかった。そこでナタリアは他の証拠の分析を行い、超音波ジェルの痕跡を発見。ヘレンもやはり異物でレイプされており、その凶器はソーダボトルだと思われていたが、超音波検査に使用するプローブかもしれない。キャラにもその凶器が使われたとすれば、別の女性のDNAも説明がつく。

そのジェルは、現在ではあまり使用されないもので、扱っている業者も限られる。調べてみると、今回の発見者であるグレッグ・カロマーが扱ってるとわかる。カロマーは産婦人科医だったが、医療ミスで訴えられて資格を剥奪されていたのだ。自宅の浴室からは凶器のプローブが発見され、カロマーは逮捕される。

カロマーは「売春婦を穢れた人生から解放した」と犯行を認める。4年前はヘレンの自宅付近でクラークソンを見かけ、彼が捨てたソーダボトルを回収し、後をつけてWiFiにただ乗りしてメールを送り、証拠を偽装したのだった。

真犯人が逮捕されたため、クラークソンはようやく姿を現し、脱獄とナタリア拉致で逮捕される。


感想

シーズン序盤のプリズンブレイク、フィエロが逮捕されて終わりかと思ったら、まだ逃げてる人がいたとは。他にも逃げている犯人がいるらしいので、この連中の逮捕が終盤のテーマになりそうだ。

脱獄囚が再び同じ手口で犯罪に及んだらしい、ということで目撃者もいるのだが、演じているのがポール・ペレグリノなので何だか怪しい。と思ったらやはり真犯人だったか!

この脱獄囚、冤罪だったということは犯罪者としても素人だったはずなのに、フィエロより長く逃げ続けたうえ、真犯人の動きをいち早くキャッチして大学に潜入し、CSIを拉致。ナタリアだって護身術の訓練は受けているだろうし、銃で武装もしているのに、この手際の良さは何。レイプ殺人では冤罪かもしれないが、やはり只者ではない。それにしても今シーズンは、ナタリアがひどい目にあうエピソードが多い。インチキ占い師の所へ客として潜入して薬を盛られたり、連続殺人鬼カップルに拘束されて殺されそうになったり……。

ウルフはラボのモリーとコーヒーデート? 金髪のモリーは何となくエリカ・サイクスを思わせるタイプで、なるほどこういう子がタイプなのかと思ってしまった。しかしホレイショが残る脱獄囚の捜索指揮を取ることになり、どうやらデートはお預けになりそうだ。


使用楽曲

  • “October” by Broken Bells (ラスト)

Yoko (yoko221b) 2013-05-18

csi_miami/s09/209_about_face.txt · Last modified: 2024-02-23 by 127.0.0.1