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dexter:s04:039_blinded_by_the_light

Dexter - Season 4, Episode 3

#39 Blinded by the Light

  • 邦題:「隠れた真実」
  • 脚本:Scott Buck
  • 監督:Marcos Siega
  • 初回放映:2009-10-11

概要

デクスターの近所では、庭の噴水を壊したり落書きをしたりという「近隣荒らし」が多発していた。デクスターは隣人たちとともに自警団を組織して付近のパトロールを始める。

一方、トリニティ・キラーは獲物と定めた女性ターラ・グラントを倉庫ビルに連れ出し、飛び降りさせる。トリニティはターラの遺体に「ママ」と呼びかけ、そばの路上に灰を塗る。

ターラの遺体は翌日発見され、デボラとデクスターが現場へ向かう。現場にはランディも現れ、これはトリニティ・キラーの2人目の被害者だろうと判断。調べてみると、やはり30年前にも同年代で同じように2人の子持ちである白人女性が、同じ倉庫から飛び降りて死亡していたことがわかる。だがダミーで実験した結果、突き落とされたのではなく自分から落ちたことがわかり、またターラに腫瘍があったこともわかり自殺の可能性が高くなる。デボラはなおも殺人の線を探ろうとするが、ラグェルタは自殺と断定して捜査を打ち切る。

トリニティ・キラーはまず若い女性をバスタブで失血死させ、次に子どもが2人いる母親を転落死させ、最後に男を撲殺する。この順序で彼は、ランディが知る限り15サイクルの犯行を重ねているが、最初の犯行が30年前だとすると、被害者はその倍に及ぶかもしれない。

ラグェルタとエンジェルは「バカンス殺人」の容疑者ジョニー・ローズの手がかりを追い、ローズの元恋人を訪ねるが、そこへローズが現れ銃撃戦になる。2人は聞き込みに向かう前に逢瀬を楽しんでいたため、時間の辻褄を合わせなければならなくなる。

デクスターは、近隣を荒らしているのは隣人の息子ジェシー・ブライトマンと判断してお灸をすえようとするが、実際に物を壊したりしていたのは父親のアンディの方だった。デクスターはアンディを脅して引き上げる。


感想

トリ爺は何とも不気味な殺人犯だ。2人目は突き落とすのかと思ったら、「飛び降りろ」と強要するなんて。被害者にしてみれば、突き落とされる方がまだマシかもしれない(でもどっちもイヤ)。で、その後地面に灰のような物を指で塗りつけていたが、これは遺灰だと思う。このような儀式的なプロセスは、本人にとってはすごく重要で、ちゃんと理由があるのだと思うが、それはまだ全然明かされていないので、ただただ不気味なだけ。被害者を突き落とすのではなく、自分から落ちるように仕向けたのも、落下地点を検証されても大丈夫なようにという工作ではなく「自分から落ちなければならない」という爺なりの理由があったのかもしれないと思わせる。「トリニティ」でまだ2件目なので、犯行の様態はまだ完全に明らかになっていないし。

さて、トリ爺は着々と犯行を重ねているというのに、デクスターは近隣荒らしのような悪戯にてこずり、素人集団の自警団に追いかけられるという一幕も。こんなのデクスターらしくなーい。しっかりしなさい!

リタに脳震盪の件がばれて運転禁止になり、デボラやマスオカの車に乗せてもらう場面は、車や音楽の選び方にいかにもな個性があって面白かった。リタはカルチャークラブ歌ってたし。

Yoko (yoko221b) 2011-08-06

dexter/s04/039_blinded_by_the_light.txt · Last modified: 2019-09-11 by Yoko