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murder1:s02:episode26

Chapter Three

  • 脚本:Charles H. Eglee, Nick Harding
  • 監督:Elodie Keene
  • 初回放映:1996-10-24

概要

People v. Sharon Rooney (3)

ワイラー事務所は経営が逼迫し、アソシエイトたちは経費節減に頭を悩ませる。

検察側の証人として、エドリエンヌという女性が証言。彼女はシャロンと同じ拘置所に入れられ、雑談するうちにシャロンが「凶器を隠した場所」を話すのを聞いたという。実際にそのとおりの場所で凶器が発見されていたが、シャロンは「そんな話はしていない」否定。

シャロンの夫カイル・ルーニーが証言。尋問に立ったワイラーは、カイルに動機があったこと、銃を扱えたことなどを証言から引き出して行く。だがその途中、シャロンは思わず「やめて!悪いのは私です、私が罰を受けるべきなのです」と叫び出してしまう。判事はその場で休廷。

検事は「被告人は犯行を自供した」と主張するが、ワイラーは「殺人とは言っていないし、被告人は中絶と裁判で過大な精神的ストレスに晒されている」と言って専門家による鑑定を要求。判事はワイラーの要求を却下し「もう一度でも被告人が法廷で何か言ったら、自己負罪拒否特権を放棄したとみなして検事による反対尋問を許可する」と釘を刺す。

その夜、キャロライン・ヴァン・アランがワイラーを訪ね、資金援助を申し出る。シャロンが夫を殺したとは思えないからというが、ワイラーは「利害が対立する関係者になる可能性があるから」と断る。ワイラーは金策に走り、ローラに自宅の資産価値を水増ししてほしいと頼み込むが、ローラは拒絶。

翌日、法廷では鑑識員が証言台に立つ。現場からは、シャロンと一致する毛髪と、シャロンの自宅と同じカーペットの繊維が発見されていた。ジャスティーンは、それらの証拠が犯行に直接結びつかないことや、その鑑識員が神経の不調で投薬治療を受けていたことなどを指摘する。それらはワイラーが検事だった頃に知ったことだったため、彼は「裏切り者」と怒る。

その夜、ワイラーはローラから「裁判が終わるまで会わないようにしましょう」と告げられる。その後、ラリー・ホワイトが来訪し「ヴァン・アラン選挙事務所にいたスパイは自分だ」と言う。ホワイトはヴァン・アランの選挙戦術や私生活のことなどをディートリックに伝えていたことを認め、「自分が殺人のお膳立てをした」と言う。ワイラーは「安全は保証するから証言してほしい」と説得。

ワイラーらは、保守的なカトリック信徒である陪審員No.6を何とか排除しようと材料を探していたが、ようやく過去の逮捕歴を発見。No.6は選考時の質問に対して「逮捕歴はない」と答えていたが、10年前にトップレスバーの開業に反対運動を起こして騒ぎになり、隣人たちとともに逮捕されたことがあったのだ。ワイラーは陪審No.6の排除を申し立てるが、判事は「その事件は起訴が棄却されたため、帳消しになったと思っていた」という説明に満足し、ワイラーの申し立てを却下する。

次の証人はビッジオ刑事。エドリエンヌの供述に基づいて捜索を行い、凶器の銃を発見したことを証言する。シャロンの自宅にあったゴム手袋の箱からは1組がなくなっていた。ビッジオは「すべての証拠は被告人を指している」と証言するが、ワイラーは、同じように「すべての証拠から」有罪とされた被告人がおり、その後に実は無実だとわかったが、釈放される直前に刑務所内のケンカで死亡したことを指摘する。その事件は、ワイラー自身が訴追したものであった。

事務所に戻ったワイラーは、口座に20万ドルの入金があったことを知る。さらにディートリックが現れる。彼は父親のことに関してワイラーに謝罪を述べた後「秘密の証人がいるらしいな」と思わせぶりに言って帰って行く。さらにその後、キャロラインが再び訪れ、ワイラーは入金された金を突き返す。キャロラインはそれを受け取らず、ワイラーにキスして帰って行く。


感想

今回から日付表示がなくなってしまった。時期としては、前回エピソードのすぐ後くらい?

シャロン事件の審理は、エドリエンヌの証言とシャロン自身が法廷で “I'm the one who's guilty!” と叫んだことで弁護側には大きく不利になる。

「シャロンがこう言った」内容から凶器が発見されたのが事実ならちょっと逃れようがない気がするが、それ以外には直接犯行に結びつく証拠はない。火薬残渣や指紋のような「シャロンが撃ったのでなければこうはならない」という証拠ではなく、「現場から逃げる姿を見た」とか「現場にいた証拠がある」というようなものばかり。

したがってワイラーの戦術として、「他に犯人がいて、シャロンはたまたま現場に居合わせただけかもしれない」という点を徹底的に主張していくのはわかる。しかしそれを主張していく過程でかつての仲間を裏切り、かつての自分をも否定する(冒頭陳述では無罪事件ゼロって自慢してたのに……)。何だかシャロンを無罪にするためになりふり構わず突き進んで、ボロボロになってしまわないかと心配になってしまう。

その一方で、ラリーの話からディートリックが関与した疑いが濃厚になってくる。エドリエンヌが買収されて偽証したとすると、かなりの実力者が背後にいることになるので……怪しいのはやはりディートリックということか。被害者の妻キャロライン・ヴァン・アランもまだ真意がつかめない感じ。

Yoko (yoko221b) 2009-06-04

murder1/s02/episode26.txt · Last modified: 2019-05-04 by Yoko