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CSI - Season 11, Episode 2

#231 Pool Shark


事件概要

デジレー・マクワイア

カジノのプールに突然サメが出現し、女性客の腕を食いちぎる。このカジノでは水槽でサメを飼育しているが、サメの数は揃っており、プールと水槽は配管も別なので紛れ込むおそれはないという。プールが閉鎖されたため、客たちは向かい側のカジノへと流れて行く。サメが出たカジノのオーナー、アーネスト・ブーゼルと、向かいのカジノのオーナー、ダニー・マックリンは不倶戴天のライバル同士で、マックリンもカジノにサメを飼っていた。

検死の結果、被害者デジレー・マクワイアはサメに襲われた時すでに死亡していたと判明。死因はヘロインの過剰摂取。何者かがデジレーの下へもぐって行き、マットの下から注射器でヘロインを投与したのだ。その時に血が流れ、サメはその匂いをかぎつけてデジレーだけを襲ったのだった。

ホッジスとヘンリーがプールを捜索して注射器を発見。指紋から、窃盗の前歴を持つアーニャ・サンチェスが浮上。アーニャは、デジレーが身に着けていたアクセサリーを狙ってヘロインを注射し、意識を失わせたつもりだった。だが量が多すぎてデジレーは死亡し、アーニャは重罪謀殺で逮捕される。

デジレーの件はそれで解決し、残る謎はサメ。海水に棲むサメはプールの中では長く生きられず、死亡していた。ロビンスはラングストンとともにサメの検死を行い、カジノの獣医ホロウェイも立ち会って胃の中を確認し「胃の内容物から判断して、これは野生のサメだ」と断定してそそくさと立ち去る。だが胃の中には魚の切り身があり、またヒレにはIDを削り取ろうとした痕跡も発見される。これは野生ではなく飼育されたサメなのに、ホロウェイは嘘をついていたのだ。

IDを復元した結果、サメはマックリンの物と判明。マックリンは、「サメの1頭が病気にかかり、魚を食い尽くすようになったので、ホロウェイに処分させた」と認める。そこでカジノへ向かうと、ホロウェイは水槽の中で死亡していた。死因は一酸化炭素中毒。何者かがホロウェイの酸素タンクに車の排気ガスを入れたのだ。

排気ガスの成分を分析した結果、1970年以前に製造されたクラシックカーの物と判明。そのタイプの車を持っているのはアーネスト・ブーゼルだった。

ブーゼルは犯行を否定し、「マックリンとは和解した」と主張する。その言葉に疑問を感じたキャサリンは、マックリンがブーゼルを招待した店の駐車場を調べ、排気ガスを入れたものと思しきホースを発見。近くにATMがあったため、防犯カメラの映像を調べると、ブーゼルが車で到着した後、駐車係が空気タンクに排気ガスを入れているところが録画されていた。マックリンは和解を装ってブーゼルをおびき出し、そのブーゼルの仕業に見せかけてホロウェイを殺害したのだった。


感想

前回、墓地で爆発なんてマイアミみたい~と言っていたら、今回はプールに水着美女にサメ、とこれまたマイアミ風アイテムが。サメに食われた、と思った被害者はその前に麻薬で殺害されていたので、マイアミなら「人間ザメだ :hossan:と言う所だな。そういえばNYでも「陸のサメ」って出て来たな。これでサメもCSI三種目達成か。

ベガスの「人間ザメ」と言えば、強欲なカジノオーナーのブーゼル。キャサリンに向かって「サムのおチビちゃん (Sam's little girl)」と呼びかける。傲慢で強欲で傍若無人な人間ザメだが、どこか憎めない風情がある。再登場しないかな。

そのブーゼルと「バグジーがベガスに降り立って以来の敵同士」と言われたのがサメ事件の犯人だったマックリンだった。「バグジー」というのは、カジノの街ラスベガスを作り上げた伝説のギャング、ベンジャミン・シーゲルのこと。バグジーが降り立った頃のラスベガスは、砂漠の真ん中にある寂れた小さな街にすぎなかった。このへんの話はグレッグが詳しいはずだ。今シーズンも「オールド・ベガス」エピはあるのかな?

さて事件以外のところでは、DNAラボのウェンディが降板。たしか前シーズンくらいでレギュラー入りしたんだっけ? ベガスは途中からレギュラーに入る女性が続かないなぁ。ソフィアはいつの間にかいないし、ライリーも1シーズンだけだったし、今度はウェンディ……。こう定着しないんじゃ、サラが呼び戻されるのも仕方ないのかも。ウェンディの降板は、本人の意思ではなく出演料を削減するための人員整理だと言われているみたいだけど、どうなのだろう。まぁ、ホッジスとの恋愛話はいまいちだったので、そのストーリーがなくなったのは良いかもしれないけど。

というわけで、ラボの人員はホッジス、ヘンリー、アーチー、マンディになるのかな。今の所はホッジスとヘンリーしか出てないけど。


使用楽曲

Yoko (yoko221b) 2013-04-07