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csi:s11:232_blood_moon

CSI - Season 11, Episode 3

#232 Blood Moon

  • 邦題:「ブラッドムーン 満月の夜」
  • 脚本:Treena Hancock, Melissa R. Byer
  • 監督:Brad Tanenbaum
  • 初回放映:2010-10-07

事件概要

マイケル・ウィルソン

チャールストン山で若い男性の遺体が発見される。被害者は首を切られ、首から下は有刺鉄線のフェンスに縛られ、頭部は杭に刺して晒し首にされていた。手の平には古い傷跡があり、宗教的な儀式を思わせた。

被害者はワックスで全身脱毛を行っており、ワックスの成分から脱毛を行ったのはメディテレニアンホテルで、被害者は宿泊客のマイケル・ウィルソンとわかる。マイケルの部屋には誰かと争ったような痕跡があったが、防犯カメラにはマイケルが一人でホテルを出て行く所が映っており、拉致されたわけではなかった。

室内にあったレシートなどから、マイケルがその日に結婚予定の新郎とわかり、式場のユニティ・ルームへ行くと、そこにはヴァンパイアの扮装をした男女が集まっていた。メディテレニアンではヴァンパイアと狼人間の集会が開かれており、マイケルもヴァンパイアの一員として、同じくヴァンパイアであるジュリー・クレンショーと結婚することになっていたのだ。

傷口の形状から、マイケルを殺害した凶器は、マサカリか手斧のような物と判明。ラングストンとニックは集会で武器が売られているのを目にするが、手斧のような武器は人気がなく、ひとつも売れていないという。

また、マイケルの口からは毛髪が発見されていたが、それは狼の毛で、そこから飼い主のカート・フランシスにたどり着く。カートは狼人間を自称するグループのリーダー格で、ヴァンパイアとは敵同士。伝説では、狼人間はヴァンパイアの奴隷だったが、反乱を起こして自由になった。そのためヴァンパイアは狼人間を見下し、狼人間はヴァンパイアを「パラサイト」と呼んで軽蔑していた。

カートのトラックからは吐瀉物の混じった血が発見される。血はマイケルの物。誰かがマイケルの血を飲み、消化できずに嘔吐していたのだ。だが嘔吐したのはカートではない。その人物は、日光に反応して炎症を起こすポルフィリン症を患っていると思われた。

ポルフィリン症を患っていたのは、ヴァンパイアのリーダー、トマス・スチュワートだった。だが、敵対しているはずの2人が、なぜ一緒にいたのか。

カートのトマスの着衣を調べたところ、血痕はわずかに飛沫血痕があるのみだった。実際に凶器を振り下ろしたのであれば、もっと大量の返り血を浴びているはず。つまり、第三の実行犯がいた可能性が高い。さらに調べたところ、高山に自生する花の痕跡が発見される。その花のある場所を探してみたところ、カートのトラックのタイヤ痕と地面を掘り返した跡が発見される。そこには凶器と思しき手斧と破られた写真が埋められていた。

写真を復元したところ、それは1年前の集会で、マイケルが狼人間として参加していた。マイケルは集会でジュリーに恋をし、狼人間からヴァンパイアになったのだ。だがカートに気づかれ、部屋で争いになった。その後、カートはトマスにマイケルの正体を暴露し、一時的に手を結んで裏切り者を制裁したものと思われる。

だが、凶器に残っていたのは、ジュリーの婚約指輪の跡だった。ジュリーは「婚前の儀式」だと言われて山に来たが、そこでマイケルが縛られているのを見て驚く。マイケルは「狼人間もヴァンパイアもすべてまやかしだ、僕の君への愛だけが本物だ」と言うが、マイケルの正体を知ったジュリーは「狼人間の分際で私を愛するなど、おこがましい」と怒り、斧を振り下ろしたのだった。

ラングストンは「トマスとカートの関与を証言すれば、死刑は免れるかもしれない」と説得しようとするが、ジュリーは「殺したのは私です」と言い放つだけだった。


感想

放送順序とDVDの収録順序が違う。DVDでは3話が「スクウィーグル」で4話がこの「ブラッドムーン 満月の夜」なのだが、放送順序に会わせておこう。何で変わったのかな? このエピの放送は10月7日だから、ハロウィン合わせでもなさそう。

さて事件は、自分をヴァンパイアだと思っている人たちと、狼人間だと思っている人たちの争いの中で引き裂かれた恋人たちの悲劇……といっても悲恋物語ではなく、「だまされた!狼のくせに」と憤ったヴァンパイア娘が恋人を惨殺するという惨劇。18回も手斧を振り下ろすとは、か弱そうなヴァンパイア娘にはいささか重労働すぎないだろうか。でも欧米のヴァンパイアって、けっこうすごい力で人間を襲ったりするから、この話のヴァンパイアさんたちもそれなりに身体を鍛えていたのかもしれない。

ヴァンパイアネタは、ベガスではシーズン4の「牙を持つ人々」以来かな? 前年のNYにもヴァンパイアが出てきたが(シーズン6「血族」)、ベガスだと恒例の、変わった趣味の人大集合のお祭りになってしまうのね。そういえばこの頃、「トゥルー・ブラッド」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などが人気でヴァンパイアが一種のブームだったように記憶している。まぁヴァンパイアものは以前から「バフィー」とか色々あるけど。

10年ほど前に、ポリフィリン症の犯人が被害者をプロテインシェークにして飲んでいた、というのはシーズン1の「悪魔に魅入られた女」だ。懐かしい。最初に見た時はグロ加減が衝撃だったけど、今見るとどうだろうね。もう驚かないかもしれない(主任や皆の若さの方が衝撃かもね)。

最後にニックと教授が見ていたのは、1920年代に作られた無声映画の「吸血鬼ノスフェラトゥ」だ。これは確か、マイアミでも見たぞ~ジェシーがいた時なのでシーズン8だったと思う。

今回ブラス警部は登場せず。ニックは髪型が変わっていた。


使用楽曲

  • “River Styx” by Black Rebel Motorcycle Club (冒頭?)
  • “Comatose” by Cinephile (検死場面)
  • “Drum Song” by The Temper Trap (ラングストンが手斧で実験する場面)

Yoko (yoko221b) 2013-04-07

csi/s11/232_blood_moon.txt · Last modified: 2024-02-19 by 127.0.0.1