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csi:s04:073_feeling_the_heat

CSI - Season 4, Episode 4

#73 Feeling The Heat

  • 邦題:「灼かれて眠れ」
  • 脚本:Anthony E. Zuiker, Eli Talbert
  • 監督:Ken Fink
  • 初回放映:2003-10-23

You know, if the evidence doesn't support the answer, a CSI shouldn't be asking that question.

事件概要

車内の赤ん坊放置事件

グリッソム、キャサリン、ブラス警部担当。ラスベガスでは、連日40℃を超す暑さが続いていた。駐車場に放置された車の中で、赤ん坊が死んでいるのが発見された。中の温度は62.7℃。普段は母親が赤ん坊を預けに行くが、ロスに出張しているため、その日は父親が車に乗せた。忙しくて子どもを乗せていることを忘れたと言う。

この手の事故は、通常は裁判にはならないが、地方検事補のシンクレアは同じような事故が連続することに業を煮やし、一罰百戒をねらって父親を起訴するつもりだという。そのため、キャサリンに詳細な報告書を出すよう依頼した。

車にあったブランケットから、キャサリンは、死んだジョシュアの他にもう一人子どもがいたことを知る。ハワードは生きていれば3歳だが、昨年テイ-サックス病で死亡していた。

赤ん坊の体内からは、咳止めのシロップとともに、有機リン系の殺虫剤が検出される。母親の仕事は庭園の設置で、家にはガーデニング用の危険な薬品があった。ブラス警部は令状を取り、ハワードの棺を掘り起こし、眼の硝子液を調べる。だが殺虫剤は検出されず、ハワードは病死であったことがわかる。

キャサリンは、ハワードとジョシュア両方の主治医だった医者を訪ねる。両親は二人ともテイ-サックス病の遺伝子を持っていた。妊娠中の検査では、ジョシュアは陰性。だが事件の数日前、ジョシュアはテイ-サックス病の初期のような症状を示していた。医師は詳しい検査を行ったが、結果はまだ出ていなかった。

両親は、ハワードを死なせた悪夢を繰り返すことに耐え切れなかったのだ。そしてジョシュアを咳止めシロップで眠らせ、車の扉を閉めたのだ。だが原因はガーデニングで使用する薬品だった。農薬はほんの微量であっても、継続した接触は赤ん坊には毒になる。そして症状はテイ-サックス病に酷似。ジョシュアの検査は陰性。テイ-サックス病ではなかった。

カップル死亡事件

ニック、サラ担当。湖で若い女性の遺体が発見された。死因はやはり溺死ではなく、後頭部を強打されて頭蓋骨が割れたことだった。精液は検出されたがレイプの形跡はない。また、水着にはロッカーのキーが入っていた。ロッカーにあった学生証から、被害者は20歳の女子学生、ソフィア・レナッタとわかる。男物の財布もあったが、カードも免許証も入っていない。

貸しボート屋は被害者を覚えていた。男性と一緒で、ウェーブランナーを借りたまま返していなかった。男性の名はマーク・ヤング。カップルとして来たのではなく、お金が足りなくてウェーブランナーを借りられなかったソフィアに、ナンパ同然に助け舟を出したということだったようだ。マークは行方不明。

ソフィアの頭の傷に付着していた緑色の物質は、岩の表面に生える珪藻植物。その植物の分布は広範囲にわたるが、グレッグのアドバイスで恋人のデートスポットを捜索すると、ウェーブランナーが見つかった。現場からの足跡は、湖に面した崖の上で途切れていた。湖底には若い男性の水死体。

その男性はやはりマーク・ヤングだった。まずソフィアが跳び込み、岩で頭を打って死亡。その後にマークが跳び込んだが、急激な圧力の変化で鼓膜が破れて溺死したものと思われた。ニックは、マークがソフィアを助けようとして跳び込んだのだと推測し、遺族にもそのように説明するが、証拠があるわけでもなく、サラは全面的に同意することができなかった。

ウェスリー・ジョーンズ変死事件

ウォリック、グリッソム担当。ウェスリー・ジョーンズという男がマッサージチェアで死亡していた。ダイエット食とクッキー、運動スケジュール。その日は3マイル走る予定だった。部屋にはエフェドラを配合したダイエット用サプリ。暑い時に摂取するのは良くないらしい。

だが死因は熱射病でも毒物でも心臓発作でもなく、感電死。電圧が低いため火傷の跡は残らなかった。ウォリックはアーチーの助けを借りて、ウェスリーが何で感電したかを調べる。部屋の状況と台所にあったゴミから、ウェスリーは氷のブロックと扇風機で、即席の冷風機を作っていたと推察された。氷が解けて水が床に流れ、それが裸足の足に電気を伝えて感電させたのだ。


感想

暑そう……。でもこんな季節(これを書いている今は2月なので)に見ても全然実感がわかないよ。

赤ん坊の事件は……うーん、何だかすっきりしない。遺伝的な病気に怯えてパニックに陥る両親、という図式にしては犯行が計画的すぎるせいだろうか。最初の方で妻が泣きながら夫を責めていたけど、あれも演技だったのかと思うと……。じゃあ、普段乗せない夫の車に乗せたのも、慣れない父親の過失ということにすれば、疑われずにすむと思ったのだろうか。検査の結果も待てないほど切羽詰っていたようには、どうしても見えない。

サラとニックの意見の対立。この二人は昇進をかけたライバル同士でもある。ウォリックも含めた三人の中ではニックがいちばん先輩で、サラはシーズン1の2話からの新顔。だけど、もう四年目ともなればそんなことも関係なくなってくるのだろう。まぁ、この対立というのはいかにもこの二人らしいというのかな。証拠ではどうしても判断できない部分を、ニックは生きている人(この場合はマークの父)に少しでも慰めになるようにと考える。女性の被害者に肩入れしがちなサラは、マークに責任があったのではないかという疑問をどうしても拭えない。今回はそれほど飛躍した結論というわけでもないし、死者の名誉を傷つけることでもなかったのでこの程度の言い合いで済んだのだろう。これがたとえば、二人のうちどちらが犯人か、みたいな状況だったら、今回のような推測は言わないだろうと思う。

珍しくアーチーが現場に。そういえば、忘れていたけどウォリックの専門分野も映像・音声分析だ……今回の事件では関係なかったけど。


単語帳

  • cross the T's and dot the I's:細部まで気を配ること(tの横棒、iの点を忘れるな)
  • ephedrine:エフェドリン(喘息、鼻充血などの薬)
  • Tay-Sachs disease:テイ-サックス病/先天性の代謝異常症。中枢神経系が侵される進行性の病気。
  • organophosphate:有機リン化合物
  • disulfoton:ジスルホトン(有機リン系殺虫剤)

Yoko (yoko221b) 2006-02-12

csi/s04/073_feeling_the_heat.txt · Last modified: 2020-03-28 by Yoko