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csi:s05:101_mea_culpa

CSI - Season 5, Episode 9

#101 Mea Culpa

  • 邦題:「CSIチーム解散」
  • 脚本:Josh Berman
  • 原案:Carol Mendelsohn, Josh Berman
  • 監督:David Grossman
  • 初回放映:2004-11-25

I always knew there'd come a time when we weren't, uh, working together anymore. I just didn't think it'd be under these circumstances.

事件概要

マックス・ラーソン殺害事件(99年)

99年12月20日に発生。グリッソムが担当した。被害者マックス・ラーソンはレンチで頭部を強く殴られて死亡。凶器のレンチは、近所でレストランを経営するガーベットの物で、ラーソンの血液とガーベットの指紋が検出された。ガーベットとラーソンは店の裏のゴミ箱のことなどで争っており、事件の前日にも2人は口論していた。また、ラーソンを殺害した後に紙マッチで放火しようとして失敗した形跡があった。

物的証拠はすべてガーベットが犯人であることを示しており、ガーベットは起訴されて有罪判決を受ける。しかし、ガーベットの弁護士は、判事による陪審員への説示が不適切だったという理由で再審を請求した。

5年後、証人として再び出廷したグリッソムに、現場にあった紙マッチが呈示される。だがその紙マッチには、当時発見されなかった指紋が浮き出ていた。しかも被告人の指紋とは一致しない。証拠の1つに疑いが生じたため、グリッソムはすべての証拠を洗い直すことを決意する。

マックス・ラーソン殺害事件(reopen)

グリッソムの指示により、キャサリンが責任者となり、ニックとウォリックがすべての証拠を洗い直すことになった。グリッソムは5年前に事件の責任者であったため、証拠の再調査には関わらない。5年前に行われた捜査の手順が適切であったか、ソフィアが調査を行うことになった。

遺体のそばでは毛髪が発見されていたが、検察が十分な証拠を得ていたため分析されていなかった。今回それを分析すると、犬の毛であるとわかる。

凶器のレンチから発見された指紋は6つで、うち5つがガーベットの指紋、1つが身元不明だった。レンチは誰でも触れる場所に置いてあったため、不明な指紋は無関係なものという結論だった。だがその指紋は紙マッチの指紋と一致した。ニックは、レンチに触ることができた人を順番に訪問し、指紋の提供を依頼するが、関係者の中に一致する指紋はなかった。

5年前になかった装置を使って紙マッチを分析すると、それはロサンゼルスにあるクラブのマッチであるとわかる。ガーベットの息子キースは、事件が起きる2年前にロサンゼルスに移り住み、そこで獣医をしていた。紙マッチの指紋はキースのものだった。

グリッソムはニンヒドリンで再現実験を行う。ニンヒドリンが反応するのは、たんぱく質の分子の末端の部分のみ。たんぱく質がアミノ酸に分解されていると、反応する部分が増えて指紋は鮮明になる。しかし、新しい指紋でバクテリアによる劣化の影響を受けていない場合、ニンヒドリンを使ってもすぐには指紋が表出しないことがある。それが、ポリ袋に入れて密封して保存しているうちに、その袋が加湿装置の役割を果たして、指紋が表出したのだった。

グリッソムが事件当時指紋を発見できなかった理由は判明し、ソフィアの調査もグリッソムの捜査に落ち度はないという結論だった。しかしエクリーはグリッソムの管理能力に疑問を呈し、人事異動を決定する。キャサリンはスイングシフトの主任、ウォリックとニックはスイングシフトに異動。現スイングシフトの主任がデイシフトの主任になる。グリッソムはグレイヴヤードの主任にとどまり、グレッグ、サラ、ソフィアがその部下になる。

改造拳銃密売事件

サラ、グレッグ、ヴァルタン刑事担当。被害者は大腿部を撃たれ、動脈からの出血で死亡。遺体のそばには銃があったが、ボビー・ドーソンが調べようした時に暴発した。傷の角度から、上から下へ撃ったこともわかる。事故の可能性が高かった。

その銃は粗雑な改造が施されたため、引き金を引かなくてもレバーを引いただけで弾が出てしまったのだ。銃のシリアル番号は削られていたが、復元して持ち主を調べると、登録はポール・ターロックとなっていた。ターロックの住居には銃と改造に使う器具があった。写真から、被害者がターロックであると判明。留守電には、銃の買い手からのメッセージが入っていた。買い手が今夜ターロックと接触する予定と知り、3人は最初の現場へ向かう。そこへ現れた買い手を逮捕しようとするが、それはATFの特別捜査官の囮捜査だった。


感想

邦題が「CSIチーム解散」って。解散じゃなくて単なる人事異動だと思うんだけど。異動によってどう変わったのか、ちょっと整理してみた。

Day shift
(08:00~16:00)
Swing shift
(16:00~00:00)
Graveyard shift
(00:00~08:00)
異動前 主任:エクリー
ソフィア
主任:?
主任:グリッソム
キャサリン
ニック
ウォリック
サラ
グレッグ
異動後 主任:?(ssから異動)
他残留
主任:キャサリン
ニック
ウォリック
他残留?
主任:グリッソム
サラ
ソフィア
グレッグ

……ということで良いのだろうか。元々のデイシフト、スイングシフトの構成がよくわからないので、人員調整がどうなっているのか、いまいちよくわからない所があるけど、ま、いっか。それにしてもエクりんの嫌な奴っぷりは、むしろ清々しいほどだな~。マイアミのリックなんて、まだまだよ。

事件の方は、ニンヒドリンによる指紋の表出に、環境的な条件が作用するという所に説得力があって良かったと思う。科学捜査はかならずしも万能ではなく、そこに謎(ミステリ)の入る余地があるからこそ面白い。でも5年前の事件は、グリッソムの下でキャサリンとウォリックとニックも捜査に関わっていたわけよね……グリッソムが抜けるだけで良かったのだろうか。ここはむしろ、5年前に関わっていなかったサラとかソフィアが担当するべきではないかと思うんだけどな。今回のBプロットはちょっと「付け足し」感があって……なくても良かったような気が、しないでもない。それと、当時CSIの主任だったはずのブラス警部は何でそんなに他人顔してるの? それとも、当時はブラス警部の前任の主任がいたのだろうか。

事件が再審になったのは「陪審員への説示が不適切だったため」と説明があるが、これは刑事裁判に対して「正しい判断を導くためには公正な手続きが必要である」という考え方があるからのようだ。だから、手続きが間違っていればその誤りをただすために再審ができる。裁判が確定した後(上訴できない場合)であれば、連邦の裁判所に訴えることも可能らしいのだが、ここではどっちだろう。

関係ないけど、ラストシーンで主任たちが使っていたコーヒーカップ(写真左)が映画「マルホランド・ドライブ」に出てきたの(写真右)と同じだったので、何となく怪しい雰囲気が。いや、「マルホ」の方でも舞台になったファミレス(旧デニーズ)で使われたのをそのまま撮影したらしいので、ごく普通のカップってことなんだろうけど。「マルホ」ではこのコーヒーカップがけっこう重要な(というか、思わせぶりな)小道具のように使われているのだ。

hermitage.rdy.jp_csi_img_caps_csi_101.jpg


単語帳

  • mea culpa:我が過失なり(~によって)= through my fault
  • A.D.:この場合は Accidental Discharge だと思うんだけどどうだろう?!
  • ruhemann's purple:ルーエマン(ルーヘマン)紫。ニンヒドリンがたんぱく質に反応して生成される色素

Yoko (yoko221b) 2006-08-13

csi/s05/101_mea_culpa.txt · Last modified: 2020-05-01 by Yoko