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csi:s06:124_a_bullet_runs_through_it_part_one

CSI - Season 6, Episode 7

#124 A Bullet Runs through it, Part One

  • 邦題:「銃弾のカオス[前編]」
  • 脚本:Richard Catalani, Carol Mendelsohn
  • 監督:Danny Cannon
  • 初回放映:2005-11-10

Well, let's not get ahead of the evidence.

事件概要

銃撃事件(死者5名、重傷者1名)

銃を乱射しながら車で逃走する4名の被疑者を、数名の警官がパトカーで追跡していた。警官は巡査部長のアダムスと巡査のキャロル、ベル、デイヴィス。たまたま近くにいた殺人課のジム・ブラスとソフィア・カーティスが追跡に合流する。

被疑者の車が転倒し、追いつめたパトカーとその場で銃撃戦になる。ベル巡査が首に被弾、被疑者のレアンドロ・チャベスが足に被弾し、残る3名が現場から逃走する。

デイヴィス巡査とソフィアはサルバトール・ロザリオを西の路地で追いつめ射殺。デイヴィスはロザリオが持っていた銃を手に取るが、ソフィアに注意されて路上に戻す。

一方、東の路地へ走りフェンスを越えて逃げようとしていたリカルド・エステベスは、キャロル巡査に銃を向けられていったん投降しようとする。しかし、巡査が一瞬後ろを振り向き再び向き直った時、エステベスは銃を持っており、巡査は相手を射殺する。

4人目の被疑者は逃走。その後、現場近くの路上で背中を撃たれて重傷を負った少年ヘラルド・ザメスカが発見される。自転車を奪われたようだった。

CSIが現場に到着。キャサリンは警官の銃を預かり、サラとニックは銃撃戦の現場、ウォリックが西側、グリッソムが東側の路地を担当。グレッグは追跡劇が始まった地点からの現場処理という重労働を強いられる。現場は貧しいヒスパニック系住民が住む地域で、住民たちの多くは警察に対する反感も持っていた。ヘラルドの父ダニーロ・ザメスカも、息子を撃ったのは警官だと思い込んで非難の声をあげ、さらに死亡した被疑者の遺族が警察を訴える。ソフィアとブラスは内部監査課のオルテガ刑事の尋問を受ける。

目撃者が現れ、エステベスは丸腰で手を上げていたのにキャロル巡査が撃った、あるいは、デイヴィス巡査がロザリオを射殺し、そばに拳銃を置いて証拠を捏造した、と主張する。足を撃たれたチャベスは、救急隊の手当てを待つ間に失血死していた。遺族は、チャベスの死は手当てを遅らせたせいだと言って警察相手に訴訟を起こす。

キャロル巡査とブラス警部はいずれも、エステベスが銃を持っていた所をはっきり目撃していた。また、ロザリオの銃のシリンダー部分にデイヴィス巡査の撃った弾が当たっていたことから、銃口が巡査の方を向いていたことがわかる。ロザリオが銃を持っていたことは、掌に鉄分の痕跡があったことで裏付けられた。「証拠を捏造した」というのは、ロザリオの銃をデイヴィスがうっかり拾い上げ、元の位置に戻したことが誤解されたものであった。

キャサリンはカーチェイスが始まった時の通信記録を調べ、アダムスとベルがその車(カプリス)の追跡を始める前に別の車(ビュイック)を停車させていたことを知る。だがその時、パトカーとビュイックの間にカプリスが割り込み、銃を乱射し始めたためにカーチェイス+銃撃戦になり、ビュイックどころではなくなってしまった。

ベル巡査は防弾チョッキに銃弾を1発受けていたが、致命傷となったのは首を貫いた銃弾だった。だが角度から考えて、被疑者から受けた銃弾ではない。巡査は味方からの誤射で命を落としたのだ。

一方、4人目の被疑者の身元は、車の指紋からホセ・ファウストと判明し、居所の情報を得たキャバリエ刑事とウォリックらが逮捕に向かう。だが、連行しようとしたまさにその時、ホセは狙撃され死亡する。(後編に続く)


感想

珍しくライブ銃撃戦で始まり、逮捕した被疑者が狙撃され死亡! というところで TO BE CONTINUED になってしまった前編。解決は(当たり前だけど)後編に持ち越しだし、とにかく冒頭は混沌の展開、被疑者が何人いて誰がどうなったのか、出だしでいきなり混乱してしまった。銃撃戦をしていたのは、警官側はパトカー2台に乗った制服警官が4名(イニシャルがABCDなのはわざと?)と、ブラス、ソフィアの計6名でいいのかな。一瞬、パトカーが3台映った場面があったけど。

今回はCSIよりも、警官と刑事が主役という感じ。担当刑事が複数いるのも珍しいし、キャバリエ刑事とヴァルタン刑事が組むのは初めてではないかな? キャバリエ刑事とニックはもう普通に仕事する仲に戻ってますね。いやそれより問題なのはニック! その口ヒゲはいったい何なのよ!? 久々のスペイン語どころじゃなかったわよ。

刑事といえば内部監査のオルテガ刑事が怖い~。この顔見てると、マイアミのリックなんか可愛いと思えてしまう。だって「24」ではテロリストだったんだもの。24といえば、チェイスが犯罪者役で出たばかり。今度は逆にテロリストが刑事なのか~。あ、そういえばこの前NYでライアン・シャペルも見たな……。

事件の方は、今のところ何が何やらさっぱり。銃撃戦で誰がどうしたのかを把握しただけで終わってしまったような印象が残る。なぜいきなり銃撃戦が始まってしまったのか、彼らの目的は何だったのか、4人目のホセを殺したのは誰なのか、ホセが連行されることを狙撃犯に教えたのは誰か、そしてベル巡査を撃ったのは誰か――答はすべて後編。これ1週間待たされるのはじれったいだろうなぁ。

幸いDVD視聴なので、これから後編を見る。


単語帳

  • David:警察のコードでDetectiveのこと
  • road rash:スケボー(に限らず可動物一般か?)から落ちてできた傷
  • strip:“running gun battle down the strip” この場合は多分、ベガスなどの歓楽街の意味かと(俗語)
  • give a crap:関心を持つ(俗語)
  • run the gauntlet:むち打ち刑を受ける、方々から非難される
  • pyridyldiphenyl triazine:皮膚に付着した鉄分を検出する薬品。実際に、被疑者が銃を手に持っていた痕跡を調べるために使われているとのこと。

Yoko (yoko221b) 2007-01-22

csi/s06/124_a_bullet_runs_through_it_part_one.txt · Last modified: 2020-03-25 by Yoko