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csi:s09:185_art_imitates_life

CSI - Season 9, Episode 3

#185 Art Imitates Life

  • 邦題:「芸術的な死体」
  • 脚本:Evan Dunsky
  • 監督:Kenneth Fink
  • 初回放映:2008-10-23

事件概要

カーラ・ペレッティ、ハーリー・スーン他

公園で、立ったまま硬直している女性の遺体が発見される。氏名は准看護師のカーラ・ペレッティ。当初は、落雷による感電死が考えられたが、調べてもその形跡は見つからない。

その後、バス停のベンチで死亡している若者ハーリー・スーンが発見される。ジョギング中に発作を起こしたものと考えられたが、目撃情報と死後硬直の状態が符合しない。新人CSIのライリー・アダムスが捜査に加わる。

その後、「手を上げて立ったまま硬直している」ビジネスマンの遺体をタクシー運転手が発見。しかし、一見ビジネスマンなのは服装だけで、被害者は実はホームレス。また、靴の中敷に鉛の板を入れて、倒れないよう細工されていたこともわかる。

その後、「バードウォッチングをする老夫婦」のような形のままの男女2名の遺体も発見される。彼らはアルツハイマー介護施設から出かけたきり行方不明になった老夫婦であった。

死因はいずれも、排気ガスによる窒息死と判明。硬直や死斑の様子から、犯人は睡眠薬で被害者を眠らせ、服を着せてポーズを取らせたままガス室のような場所で殺害し、硬直した状態で「ディスプレイ」されたことがわかる。あるアート系ブログは「これは人間を使った芸術だ」と賞賛し、コメント欄は炎上する。

カーラの部屋にあった絵から、遺体をモチーフにした絵を描く画家スキャッグスの存在が浮上。スキャッグスは関与を否定したものの、被害者らのポーズに見覚えがあると言い出す。数ヶ月前にアトリエの改装工事に来た業者に、同じポーズを描いたスケッチを見せられたという。その男の氏名は知らなかったが、「市の彫刻コンテストを狙っている」と言っていたことを覚えていた。

彫刻コンテストの応募者を調べた結果、今回の被害者と同じポーズのスケッチが発見される。だが、そのスケッチは全部で6人分あり、最後の1枚には「自転車に乗った少年」が描かれていた。

応募者のブリスターマンは自宅にいなかったが、ニックはライリーとともに炎上したアートブログをチェックし、警察が規制テープを張る前のカーラの姿がコメント欄に掲載されていることに気づく。バルタン刑事はブログの管理人に「コメントに返信しておびき出せ」と指示する。

ブログに再度コメントがあり、ブリスターマンが市の図書館から書き込んだことがわかる。また、ブリスターマンが9歳の少年を拉致したらしいこともわかるが、ブリスターマンは「アトリエ」の場所を口にしようとしなかった。だがブリスターマンの手に付着していたジュート繊維の痕跡から、図書館に近い倉庫がわかり、グレッグ、ライリー、バルタン刑事が間一髪で少年の救出に成功する。


感想

新人のライリー登場。人手不足だというので、またエクリーが現場に復帰して笑わせてくれるのかなと思ったが、どうやらそれはないらしい。この数ヶ月後にもうひとり、大型新人がチーム入りすることがわかっているので、このタイミングで新人を入れて大丈夫なのか? という気もするけど、まぁとにかく、よろしくねライリー。

小説 “Brass in Pocket” にいきなりライリーが登場していたので、いったいどういうキャラなのかなと思っていたけれど、こういう人だったのね。だいたい小説から想像していた通りかな。新キャラとしては、以前のグレッグのように「つまずきながら成長していく」タイプではなく「新風を吹き込む」役割を担っている感じ。笑えないジョークを言ったりして、まだちょっと馴染みがないというかノリが違う感じはあるものの、デキそうな人だし基本的には良キャラかな。

ところで、CSIの本家はずっと海外版のDVDで見てきたけれど、今シーズンは珍しく日本版DVDで視聴していて、すんごい久しぶりに吹替え版を見ている。テレビ東京の放送は時々見ていたけれど、じっくり見るのはシーズン1以来のことなので、その当時いなかったホッジスやウェンディの吹替えが新鮮に感じられる。特にホッジス! 声をあてている咲野俊介さんが「クリミナル・マインド」のモーガンで「NUMB3RS」のチャーリーでもあると知ってびっくりよ。モーガンとチャーリーはまだいいとして、ホッジスは同姓同名の別人じゃないのか!? と思ったくらい。主任がパトリシアと話している所へ「たーいしょっ♪」と入って来るところは可愛くて良かった。原語で聞くと普通に入って来ただけだったけど。

事件の方は「さっさとBAUを呼べ!」と言いたくなるような変態事件で、連続殺人なのにコミカルな、乾いたユーモアの漂うエピソードだった。その中に、主任が検査手順を間違えるという場面がちょっとわざとらしく挿入されて、「あぁ……」と思ってしまった。「その時」へ向けて、確実に布石が打たれていく感じ。

Yoko (yoko221b) 2011-05-08

csi/s09/185_art_imitates_life.txt · Last modified: 2024-02-18 by 127.0.0.1