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csi_miami:s01:020_grave_young_men

CSI: Miami - Season 1, Episode 20

#20 Grave Young Men

  • 邦題:「ヒトラーの子」
  • 脚本:Lois Johnson
  • 監督:Peter Markle
  • 初回放映:2003-04-14

It's not important what people say about us. It's only important what we know inside about ourselves.

事件概要

ジェフ・ウィルトン失踪/マーク・ハバード殺害事件

ホレイショ、デルコ、カリー担当。イェリーナとのディナーの帰り、ホレイショは数年前に逮捕したピート・ウィルトンに呼び止められる。息子のジェフが3日前から行方不明だという。警察に行ったが、犯罪者の息子なので本気で探してもらえない。息子は自分とは違う、真面目な子なので探してほしいと頼まれ、ホレイショは引き受ける。

ジェフの部屋を調べてみると、部屋にはマリファナ、窓に発射残渣、庭の木には銃弾の跡。木に撃ち込まれた銃弾は、ライフル、散弾、カービン銃、AK銃など多数。遊びではなく射撃訓練、あるいは演習というレベル。ピートは銃や大麻のことは知らなかった。ピートは仮釈放中なので、銃や大麻が息子のものでなければ刑務所へ戻ることになる。ピートは、どちらも自分のものだと認めた。

木から取り出した銃弾のうち、銃の持ち主が判明した物が1種類あった。持ち主はニック・ゴードンで、銃はジェフの通う高校でスコアボードを撃ったという前歴があった。撃ったのはニックの息子のベン。共犯者はおそらくジェフ。ゴードン親子を呼ぶと、ベンは面白そうに死体を見ていた。ベンは、ジェフが生きていれば連絡があるはずだ、と言う。

ジェフのスニーカーに付着していた土には、墓石の修復に使用される樹脂が混じっていた。ホレイショはトリップ刑事とともに近くの墓地へ向かう。そこは1968年以来埋葬されていない墓地だったが、ホレイショは死臭を感じ遺体を発見。頭と背中を撃たれていた。血痕の状態から、射殺された後に運ばれたものと思われた。それはジェフ、ベンと同じ高校に通うマーク・ハバード。犯行現場は近くの霊廟らしい。血しぶきの状態から、被害者と犯人の他にもう一人いたことがわかる。現場に落ちていたシガレットからは、ベンのDNA、落ちていたキャンバスの袋には複数の銃を入れた形跡があった。

ホレイショはマークの写真と証拠を提示して、ベンを尋問する。袋にはジェフのTシャツと同じ “Four-Twenty Boyz” の文字。ホレイショは最初それを「4時20分」すなわち、放課後ハイになる時刻だと思ったが、実際には4月20日、すなわちヒトラーの誕生日。その日を狙って学校を襲撃する計画だった。マークは反対したためジェフに撃たれた。ジェフの狙いは放課後に行われる学校の集会と思われた。ホレイショは機動隊を率いて学校へ向かい、全員を避難させる。ジェフを発見し、父親のことを話して説得する。ジェフは自殺しようとするが失敗、ホレイショに取り押さえられる。

ピートは息子に対して、一生かけて罪を償えと諭す。

チャック・マックスフィールド変死事件

スピードル、バーンステイン刑事担当。水着モデルのアリソンとともにホテルに泊まった男が、朝になって遺体で発見された。窒息死だが事故か他殺かの判断は難しい。遺体は死後に動かした形跡があった。「遺体を動かすのは、通報するか逃亡するか迷っているときの行動だ」とスピードルはつぶやく。

遺体を動かしたというアリソンの言葉は、二転三転する。枕に入っていた羽のうち、フェザーは飛行用の羽、ダウンは断熱用の羽。ダウンは空気を封じ込める力がある。チャックはダウンのせいで、ゆっくりと窒息した。一方、チャックは翌日にアリソン以外の女性と結婚を控えていた。

スピードルは枕に唾液でできたチャックのデスマスクを発見。アリソンは、枕に顔を押し付けたのはオーガズムを得るためのプレイだという。バーンステインは、自分の同席なしにスピードルが尋問したことを注意する。

毒物検査の結果、チャックは大量のアルコールを摂取し、性行為は不可能な状態にあったはずだった。スピードルは枕カバーを再度検査。チャックのデスマスクの両脇に、アリソンの爪についていたチャームの跡を発見。仰向けに寝ているチャックに、アリソンが枕を強く押し付けたことがわかる。アリソンはスピードルを誘惑して罪を逃れようとするが、スピードルには通用しなかった。バーンステインは同席せず、マジックミラーの向こう側で話を聞いていた。前回の時も同様で、アリソンを油断させるための芝居だったのだ。


感想

冒頭で登場したピート・ウィルトン。食料品店で強盗をはたらき、巻き添えで死者がでたため6年前に収監され、現在は仮釈放中。奥さんは、彼が釈放されると同時に子どもを置いて離婚。庭には軍事演習なみの弾の痕。あの大量の弾を撃っていた間は、母親と暮らしていたわけなんだよね……どういう家庭だったんだろう。母親は気づいていたのかなぁ。気づいていて、でも止められなくて逃げてしまったのだろうか。

この息子がどういう事情でヒトラーに傾倒し、友人を殺してまで学校で銃を乱射しようと思ったのか。そのへんがちょっとあいまいという感じがした。囚人服を着て親子対面した時の彼は、何というか憑き物が落ちたような空白を感じさせるものがあったのだが、ホレイショは憑き物落としでもあったのだろうか。学校でジェフの前に立ちはだかるホレイショ、マイアミの守護神が後にいそう。いやいたのかも。だからジェフは銃を撃てなかったんだな。

さてピートに呼び止められた時のホレイショは、イェリーナとの食事の帰り。彼女にとっても久しぶりに楽しい食事だったらしい。レイモンドの話も、少しずつ小出しにしている感じ。麻薬の囮捜査官で、潜入するうちに犯罪にそまった “dirty cop” だったのではないかという疑惑が持たれているらしい。

スピードルの事件は、最初からもうあの女性が怪しい怪しい。真相がどうなのかというより、どうやってスピードルが彼女を追い詰めるのか、そっちの方に期待が高まってしまった。無愛想で純朴な青年なのかと思ったら、意外にしたたかだったな、スピードル。

でもあの人、担当捜査官が女性だったらどういう手を使ったのだろう。カリーとセビリアにシメられてしまえばいいのだ。

Yoko (yoko221b) 2006-05-06

csi_miami/s01/020_grave_young_men.txt · Last modified: 2020-02-18 by Yoko