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csi_miami:s06:133_miami_confidential

CSI: Miami - Season 6, Episode 12

#133 Miami Confidential

  • 邦題:「非情の合言葉」
  • 脚本:Marc Dube
  • 監督:Sam Hill
  • 初回放映:2007-12-17

事件概要

レイチェル・ヘミング

レイチェル・ヘミングという若い女性が自宅で死亡。現場ではガラスのテーブルが粉々に砕け、ワイングラスの折れた脚が首に突き刺さっていた。誰かともみ合って倒れたのであれば、身体にまだ指紋が残っているかもしれないと思いついたウルフは、レイチェルの身体の上に即席のテントを設置し、蒸気を充満させて指紋を検出しようとする。だが、突然壁のコンセントから炎が上がる。ウルフは消火器を探して戸棚を開けるが、そこで可燃性の高い薬品を発見し、アレックスとともに急いで避難する。その直後、ガスに引火して現場は炎に包まれる。

消防車が駆けつけて無事に鎮火したものの、証拠はあらかたダメになってしまう。しかし、レイチェルの後頭部の付近に、火の影響を受けていない指紋が発見される。指紋の主はレイチェルの弟ザックで、姉を家に連れ戻そうとしただけで事件とは無関係だと主張する。

現場を調べた結果、覚せい剤を製造するために、麻薬製造のために規定量を超える電気を使ってもブレーカーが落ちないように細工されていたことがわかる。

さらに、レイチェルが盗聴器を身に着けており、FBIに雇われて情報提供を行っていたことがわかる。レイチェルと連絡を取っていた捜査官のマイク・ファラロンは、ナタリアの元同僚。その後の調べで、レイチェルとファラロンが不倫の関係であったことが判明する。ナタリアは、彼が以前にも別の情報提供者と関係を持っていたことを思い出し、その女性ジェーンから事情を聞く。ジェーンは、ファラロンのために尽くしてきたのに捨てられたと恨み言は言ったものの、事件への関与は否定。また、危険を知らせる合言葉として「一緒 (together)」という言葉を使っていたことを話して「きっと新しい彼女にも同じ合言葉を伝えているでしょう」と言う。

現場に落ちていたガラス片はすべて回収され、ヴァレーラの手でDNA検査が行われていたが、そのうちの1個から、レイチェルの大家であるジェレミー・ブロイルズのDNAが検出される。ジェレミーのズボンの折り返しからはガラステーブルの破片も発見され、犯行時に現場にいたことが裏付けられる。ジェレミーはレイチェルに覚せい剤を売らせていたものの、彼女が「自分の扱っている商品を試そうとしない」と怪しみ、彼女ともみ合ううちに押し倒して死なせてしまったのだ。ウルフは「レイチェルが薬を試さなかったのは、妊娠していたからだ」と告げる。

ファラロンの上司コールは、最初のうちこそ「麻薬組織を摘発したい」からと協力を渋っていたが、結局組織の元締めであるジェレミーが逮捕できたことに気をよくして「容疑者が逮捕されたのでもう要らないだろうが」と言いつつレイチェルの録音テープを渡す。

テープを聞いたナタリアは、ジェレミーと話すうちに危険を感じたレイチェルが「私たちは一緒でしょ」と言い、その直後に録音が途絶えていることに気づく。レイチェルは「一緒」という言葉で助けを求めたが、ファラロンはレイチェルが自分の子を妊娠していると思い込み、不倫がばれることを恐れて彼女を見殺しにしたのだった。だが、子どもの父親は彼ではなく、弟のザックだった。2人は両親が再婚した血のつながらない姉弟だったのだ。

ナタリアは「3年前に見逃さなければ良かった」と後悔する。ホレイショは「自分を許せ、君は十分にやった」と慰める。


感想

冒頭、ライアンがやけに張り切っている感じだったので、これは何か来るぞ、と思っていたらコンセントが発火し、あっという間に部屋が炎上! アレックスはまたしても現場で火事に巻き込まれ、これでいったい何回目? 以前もエヴァグレーズで2回ほど火事があったよね。その他にも、被害者の持っていた携帯電話が爆発したり、裁判所でロケット砲を撃ち込まれたりと、マイアミの検死官は色々と大変だ。

さて、冒頭こそライアンが活躍(?)していたものの、本編はむしろナタリアエピ。前シーズンでようやく「仲間入り」を果たしたナタリア、今シーズンは銃の練習に励み、遺体を前にして被害者の声なき声を聞き取ろうとしたり、現場捜査官としての成長を描いていると思う。そして、その姿を見守る「師匠」のホレイショ。エリックとカリーは既にホレイショのもとを卒業して捜査官として免許皆伝(?)なので、これからはナタリアとライアンを相手に先生役を演じることになるのかな? それにしても今回の捜査官、「地元警察のたわごと」ってホレイショ相手に何て命知らずな~。

今後あの捜査官はどうなるのかな。レイチェルを見殺しにしたことで立件? でも、together なんてつい普通に言いそうな言葉だし、レイチェルの合言葉は別だったと主張したら、故意を証明することは難しいのでは……。

今回の「地味な力仕事」はガラスの破片調べ。1時間で4缶調べるって、1人じゃ無理だよね、物理的に……。人海戦術でラボ員を総動員したのだろうか。


使用楽曲

  • “You are Here” by Nathan Fake (指紋採取の準備場面)
  • “Time of the Season” by Snowden (冒頭)

Yoko (yoko221b) 2009-10-04

csi_miami/s06/133_miami_confidential.txt · Last modified: 2024-02-21 by 127.0.0.1