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csi_ny:s06:130_flag_on_the_play

CSI: NY - Season 6, Episode 13

#130 Flag on the Play

  • 邦題:「ファウル・プレイ」
  • 脚本:Wendy Battles
  • 監督:Jeffrey Hunt
  • 初回放映:2010-01-20

事件概要

クリスティン・メルヴォイ、ナタリー・ボールドウィン

ランジェリー・フットボールチームの選手、クリスティン・メルヴォイの遺体がロッカールームのジャグジーの中で発見される。溺死ではなく、脱水症状で死亡した後にバスタブに投げ込まれたものと思われた。ロッカーに残っていた私物から、死亡したのはロッカールームの可能性が高い。

現場には珍しくシドが姿を見せる。シドは半年前に、リアン・ボールドウィンという女性から相談を受けていた。リアンの娘ナタリーも同じチームのフットボール選手で、ミシガンへ旅行した際に心臓発作で死亡したというのだ。まだ若く元気なスポーツ選手だったナタリーが心臓発作で死ぬのはおかしい、とリアンは不審に思ったが、検死はミシガンで行われ、宗教上の理由で父親が解剖を拒否。報告書には特に不審な点はなかったので、シドはそれ以上追及していなかった。だが今回、同じチームの選手が不審死を遂げたことで、何か関係があるのではないかと思ったのだ。

検死の結果、死因はアレルギーによるアナフィラキシーショックと判明。ロッカールームのゴミ箱からは使い捨ての注射器が発見される。クリスティンは、局所麻酔薬のリドカインで以前にアレルギー反応を起こしたことがあった。二度目の発作が起きると、重症化して死に至る可能性もある。クリスティンやナタリーのライバルだった控えの選手や、ステロイド使用の前歴があるコーチなどに疑いがかかるが、いずれもアリバイが証明される。

その後、クリスティンが出入りしていた質屋で聞き込みをした結果、元恋人だったスコット・コールマンの存在が判明。スコットは高校時代からクリスティンの恋人だったが、彼女はランジェリー・フットボールの選手になってから、美容整形や髪のエクステンションなどで別人のように装い、華やかな世界に取り込まれてしまい、ついて行けなくて別れたという。スコットの話から、クリスティンとナタリーは違法な美容整形を繰り返していたらしいとわかる。ヤミの「医者」たちはツイッターなどの口コミで顧客を集め、ホテルの一室でシリコン注入やボトックス注射などを安価で行っているというのだ。

母親の同意を得てナタリーの遺体を掘り起こし、改めて検死を行ったところ、ナタリーの胸には工業用のシリコンが注入されていたとわかる。本来はシリコンのバッグを外科手術で胸に埋め込むが、ナタリーの身体にはシリコンが直接注入されていたため、それが血管に入って血栓を生じさせていたのだ。クリスティンもナタリーと同じ手術を受けようとしたものの、リドカインにアレルギーがあったため、麻酔の段階で死亡したものと思われた。

ナタリーの携帯電話を調べたところ、「ドクター・アルフォンス・ポルテロ」というツイッターアカウントが発見される。また、クリスティンの着衣に付着していたナノペイントから、ブルックリンの美容整形外科の存在が浮上。だがそこにポルテロという医師はおらず、受付係は「アルは一人しかいませんし、清掃員です」と言う。その「アル」ことアレン・グリーンウェイこそが実はアルフォンス・ポルテロの正体だった。アルは勤務先の病院から薬物、注射器、患者の個人情報を盗み、医師になりすまして違法な美容施術を行っていたのだった。


感想

以前のシーズンではローラーダービーがあったが、今回はランジェリー・フットボール。これも実在するスポーツだというから驚き。下着姿の美女とスポーツ、どちらも男性の好きなものには違いないが。

選手は実力より外見で選ばれていたようで、まず容姿が良くなければ選手にはなれない。でも容姿だけでのし上がれる世界でもないらしく、亡くなったクリスティンは地道にトレーニングをしていた。美容整形にはしったりするのも、選手として必要な、ある意味実力だったのかもしれない。それにしても、清掃員が医者になりすましてシリコンを直接皮下注射なんて怖すぎる。クリスティンは一度発作を起こしているのに、アレルギーについて注意を受けたりしていなかったのだろうか。

さて、ダニーのバッジ盗難問題。ダニーはバッジを持たないまま活動しているようだが、いいのか? マイアミのデルコの時は、バッジがないとテープを超えて現場に入ることもできなかったように記憶しているのだが、NYは緩いのかな。

で、そのバッジは行方不明のままだが、一緒に盗まれた祖父の認識票は質屋で発見される。指紋を調べると、なぜかシェーン・ケイシーの指紋が!?

ケイシーといえば、登場したのはシーズン3だ。逮捕された兄が無実だと信じて、兄の裁判に関わった陪審員や証人を次々に惨殺して暗号を残していった凶悪犯。現在は収監中のはずなのに、なぜ指紋が……?

ということで、シーズン後半はケイシー・アークになるのかな。ダニー、大事にしたくないとか言ってる場合じゃない。もうすでに大事になっているのだから、今すぐマックに報告しなさい。まったくもう。


使用楽曲

  • “Like a G6” by Far East Movement feat. The Cataracs
  • “Koro Koro” by Angélique Kidjo
  • “Stadium Love” by Metric

Yoko (yoko221b) 2013-02-03

csi_ny/s06/130_flag_on_the_play.txt · Last modified: 2024-03-02 by 127.0.0.1