User Tools

Site Tools


csi_ny:s07:141_the_34th_floor

CSI: NY - Season 7, Episode 1

#141 The 34th Floor

  • 邦題:「34階からの訪問者」
  • 脚本:John Dove, Pam Veasey
  • 監督:Duane Clark
  • 初回放映:2010-09-24

事件概要

サラ・ネルソン

ダニーの家に忍び込みルーシーを人質に取ったシェーン・ケイシーは、物音に気づいてやって来たリンジーに射殺される。

5ヵ月後、リンジーはケイシー射殺の功績により戦闘十字章を授与される。ラボのメンバーたちも授与式に来たがったため、数名を残して皆外出。がらんとしたラボにやって来た新任CSIのジョー・ダンヴィルは、そこで若い女性の刺殺体を発見する。

血痕などを調べた結果、被害者は刺された後にエレベーターに乗り、CSIラボのある35階に来たことがわかる。通常はアクセスコードがないと35階に止めることはできないが、フラックが調べた結果、警備システムが一時的に停止していたことがわかる。

手荷物がないことから、被害者は同じビルのオフィスに勤務しているものとにらみ、しらみつぶしに調べた結果、被害者の身元は34階の建築会社に勤めるサラ・ネルソンと判明。サラは前の晩の真夜中ごろに34階のオフィスで刺され、助けを求めてCSIに来たらしい。凶器は2枚の刃を持つハサミのような物。なぜか右目だけに点状出血があり、また妊娠初期であったこともわかる。ジョーは、サラの着衣が高級ブランド品であることから、裕福な男性の愛人ではないかと言う。

サラのブラウスには、本人の傷と整合しない血痕があった。これを調べてみると、同じ夜に起きた強盗事件の現場の血痕と一致することがわかる。その事件の被害者はサラの勤務する会社の経営者、テディ・ウェストウィック。ウェストウィックは、道でいきなり襲われ、ハサミで腕を刺されたと言い、サラの事件とは無関係だと主張する。

強盗事件現場で発見されたハサミは確かに、サラを刺したものとわかる。指紋を調べた結果、高級品専門の窃盗犯、アレックス・ブロデヴェスキーと一致し、アレックスは逮捕される。

アレックスは窃盗目的で会社に忍び込んだことは認めたものの殺害は否定し、「オフィスに入った時、男が女を殺していた。思わず止めようとしたが殴られ、逃げたが追いかけられて背中を刺された。そこでもみ合いになって相手の腕を刺して逃げた」と主張する。

アレックスは事実を語っていると判断したジョーは、証拠を得るために再現実験を行い、着衣に付着した血痕を比較分析して「ウェストウィックがサラを刺した」ことを実証する。また、サラの右目に点状出血があったのは、ウェストウィックが個人オフィス内で飼っていたタランチュラの毛が刺さったためとわかる。ウェストウィックは、サラとは個人的な接触はいっさいなく、自分のオフィスに来たこともないと主張していたが、それも嘘だった。

マックらが逮捕に向かうと、ウェストウィックはデッキからヘリで逃げようとしていた。ウェストウィックはサラの妊娠で口論になり、思わず刺してしまったことを認め、いったんは投降するとみせかけるが、隙を見て拳銃を取り出したため射殺される。


感想

3ヶ月前にシーズン6の録画を全部消化したばかりなのに、気がついたらもうシーズン7の録画がたまっている。週に4日も放送するものだから、ペース速すぎよテレ東。

前シーズンのクリフハンガーは、結局リンジーがケイシーを射殺して一件落着。新シーズン始まったと思ったら、あっというまに解決してしまった。もしかするとこの後、苦悩のリンジーエピがあるのかしら? という予感がなくもないのだけど、個人的には今回、ダニーに励まされた所で終わりにしてほしいなと思う。苦悩エピを続けても前シーズンのドンとかぶるだけだし(しかもこちらはどう見ても正当な発砲)、モンタナのタフガールは大丈夫でしょ! ダニーもルーシーもいるんだから。

さて、このシーズンから放送枠が変わり、金曜夜9時に移ったCSI:NY。奇遇にも10年前、本家ベガスの放送が始まったのがこの枠だったそうだ。主要キャストからステラ役のメリナ・カナカレデスが抜け、セラ・ウォードがジョー・ダンヴィル役で加わる。シーズン2以来、久しぶりのメンバーチェンジだが、今回初登場とは思えないほど場に馴染んでいた。ステラとは一味違うキャラだが、魅力にあふれていて違和感がない。主役クラスのキャラがこれほどスムーズに交替するなんて、ちょっと珍しいんではないかな。

ステラは今何をしているかというと、ニューオーリンズのCSIに異動してチーフを務めているらしい。事情説明がリンジーへの手紙だけ、というのは少々寂しいが、カナカレデスがゲスト出演を断ったためこうなったそうなので、それはまぁ仕方ないね。でも声の出演もなしか~。

事件は何と、CSIのラボで新任のジョーが第一発見者。NYのCSIが高層ビルの高い所にあるのは知っていたが、警察や検察などが入っている合同庁舎なのかと思っていた。民間企業も入っている雑居ビルとは驚き。

リンジーのカウンセリングやらジョーの人物紹介みたいな場面が多くて、事件の捜査はシンプルだったと思うが、最後にウェストウィックが高層ビルのあんな高いところの狭いデッキから逃げようとしていたのが謎。ヘリで逃亡して、その後国外脱出でもする気だったのだろうか? にしても、あんな狭い所からヘリに乗れるものなのだろうか。しかも手すりがなくて、見てるだけでめちゃめちゃ怖いんですけど! マックが撃った時、その勢いで後向けに倒れて落ちるかと思った。何かこの場面は、ジョーに景色を見せるために選んだような感じだったなぁ。

ステラの離脱は残念だが、人事異動はよくあること。ジョーの加入で新鮮なスタートを切れたのは喜ばしい。


使用楽曲

  • “Gonna Getcha” (Single) by MoZella (エレベーターでの証拠採取)
  • “Empire State of Mind” (feat. Alicia Keys) by Jay-Z (ラストシーン)

Yoko (yoko221b) 2013-06-02

csi_ny/s07/141_the_34th_floor.txt · Last modified: 2024-03-02 by 127.0.0.1