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murder1:s01:episode06

Table of Contents

Chapter Six

  • 脚本:Gay Walch
  • 監督:Jim Charleston
  • 初回放映:1995-11-02

概要

ジュリー・コステロが薬物で自殺をはかり、病院に運ばれる。ホフマンは病院にジュリーを見舞い、「悪夢を見た」という話を聞かされる。夢の中でジュリーがレスター医師にレイプされたと知り、ホフマンはレスターに疑いを抱く。

アーノルドは17年前の殺人事件で逮捕されたカイル・ネッセンの弁護を無償で引き受ける。彼は酒場で争い、混乱の中で相手を殺したかどうかも確認しないまま逃げ出し、翌日軍隊に入隊した。凶器のビール瓶には被告人の指紋が付着しており、退職を目前にした担当刑事がやり残した仕事の後始末のつもりでデータベースを照会したところ、17年間の技術進歩のおかげで被告人の指紋がヒットしたのだった。

ホフマンは、事件の仮説を立ててヴェラチェクに聞かせる――ブレイロックはテープは無料だと言った。おそらく、ホフマンは取引に乗らないだろうと予想したため。代わりにブロンドに電話して交渉する。キャレロがテープを持って現れ、ブロンドは部下のラスティ・アーノルドに現金を運ばせる。ラスティがモーテルに現れ、ブレイロックとキャレロを射殺し、テープを持ち去り、おそらくリチャード・クロスに届けた。であれば、キャレロは用心のためテープのコピーを作っていたと考えられる。ヴェラチェクはその点を調査する。

ニール・アヴァドンの保釈請求が再度審議され、今度の判事は1000万ドルで保釈を認める。

アーノルドは事件の目撃者に話を聞こうとするが、17年も前のことで、役に立つ証言は得られそうもない。アーノルドはホフマンの助言で、ミリアム・グラッソ検事と担当検事のシェリル・ドレイフュスの3人で話し合う。そこでネッセンの行為が身を守るためであったこと、彼は一度過ちを犯したかもしれないが、その後国のために働き十分に貢献したこと、ここで彼を罪に問うたとしても何も得るものはないこと、などを挙げて検事を説得。シェリルは起訴を取り下げることに同意する。シェリルはその後ホフマンの事務所に現れ、2人はそのままデートへ。

ホフマンはニュースを見て、事務所から情報リークがあったのではないかと疑う。ヴェラチェクはラスティ・アーノルドについて調査し、DEAの捜査官だった当時の素行に疑いがあること、グレアム・レスターと関わりがあるらしいことを報告する。

ホフマンは病院へ行くが、ジュリーはレスター医師とともに退院しようとしていた。ホフマンはジュリーの弁護士として説得しようとするが、ジュリーは「新しい弁護士がいるから」とホフマンを拒絶する。


感想

陪審員を選ぶための法廷コンサルタント。誰かと思ったら Law & Order の名物弁護士、シャンバラ・グリーン姐さんじゃないか! 服装と髪型で雰囲気がかなり変わっているので、声を聞くまでわからなかった。

ジェシカ事件では、レスター医師の疑惑が急上昇、ブレイロックの真相もまだ仮説の域を出ず、何というか前回くらいから「ハリウッド陰謀篇」に突入――の様相になってきたが、まだまだ事件の全貌が見えてこない感じ。

周辺のプチ事件はアーノルドが担当。17年前のコールド・ケースで、指紋という証拠は残っているものの、その指紋がどういった状況でついたのか、そこまでは判るはずもなく、関係者もほとんどが見つからず、いても当てにならなかったりという難しい事件。どうやらホフマンの助言を聞いて無償で(pro bono)事件を引き受けたらしい。検事を説得する場面では、アーノルドの人柄もだんだん見えてきたように思った。1つの事件を追いつつも群像劇になっているところが面白い。

Yoko (yoko221b) 2008-05-04

murder1/s01/episode06.txt · Last modified: 2019-05-03 by Yoko