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csi:s09:188_say_uncle

CSI - Season 9, Episode 6

#188 Say Uncle

  • 邦題:「K・ドラゴンの息子」
  • 脚本:Dustin Lee Abraham
  • 監督:Richard J. Lewis
  • 初回放映:2008-11-13

事件概要

バン・ソン、シル・コーラ

コリアンタウンで銃撃事件が発生し、男女2名が死亡、現場にいたはずの少年が行方不明となる。

死亡した2人は別々の銃で撃たれていた。男性は刑務所を出たばかりのバン・ソン、女性は売春婦のコーラ、行方不明の少年はコーラの息子でソンの甥であるバン・パクと思われた。パクの父親はギャングだがすでに死亡し、伯父のソンが父親代わりだった。パクはHIV陽性で、エイズの発症を抑えるため定期的な投薬が必要だという。

コリアンタウンで捜索が行われ、ホッジスがゴミ箱からパクのシャツを発見。パクはその近くの家に匿われていた。パクは病院に運ばれて投薬を受けるが、薬物検査の結果、HIVの治療とは無関係な大量の薬物が投与されていたことがわかる。どうやらパクは新薬の実験をさせられていたらしい。パクの爪の下からは、ギャング団「K・ドラゴン」の一員であるミン・ジンの皮膚が検出される。

コーラとパクは、ジンの自宅の地下室に寝泊りしていた。ジンはすでに退去しており、部屋を調べたキャバリエ刑事は、写真立てに仕掛けられていた爆弾で軽傷を負う。

グリッソムは、なおも投薬を続けようとした医師に抗議して病室から追い出す。パクはようやく心を開き、事件のことを話し始める。刑務所を出たソンがパクに会いに来て投薬実験のことを知り、怒ってパクを連れ出したが、コーラがマフィアのボスであるジンとともに連れ戻しに来て撃ち合いになったという。パクは「ジンが2丁の銃で2人とも撃った」と言う。しかしソンとコーラの衣服と持ち物を調べた結果、2人とも銃を持っていたことがわかる。そもそもジンは現場におらず、コーラとソンが殺し合い、パクが母と伯父をかばっているとも考えられた。

グリッソムとライリーはパクを現場に連れ出し、ソンとコーラに見立てた人形を置いて事件当時の様子を再現。パクはジンが母親を撃った場所を示すが、角度が一致しない。グリッソムが「ジンがどうやって撃ったか、腕を伸ばしてやってみてくれ」と頼み、パクがその通りにすると、その角度はコーラの射入口とぴったり一致した。

実際は、コーラがソンを撃ち、パクがコーラを撃ったのだ。パクは薬の副作用に苦しみ、母親を恨んでいた。唯一自分の味方だった伯父を母親が撃ち殺したため、とっさに伯父が持っていた銃で母親を撃ったのだった。


感想

キャバリエ刑事お久しぶり! マイアミでの潜入捜査はもう終わったのね(違)。でもマイアミのせいか否か、ちょっと見ないうちに「悪そう」な印象がアップしているような……。

今回の事件はベガスのコリアンタウンが舞台。で、また「子ども犯人」ネタか~。ベガスによくあるケースといえばそうだけど、2話であったばかりなので、もうちょっと違った展開を期待してしまった。

このエピソードもやはり、プロットをひねるよりも辞職へ向けてまた一歩主任を追い込むことが優先だったのかなという感じ。とにかくあの子がかわいそうすぎて……。親子感染でHIV 陽性なうえ、投薬実験の被験者にされるなんて。少年鑑別所へ行けば少なくとも治療は受けられると言われていたが、そういう結末でいいのか?

……と、全体としては暗いトーンの悲惨なエピだったが、デパートの変なラボでは笑ってしまった。まるで警察! しかもAVテックが「アーティ」で指紋担当が「ミンディ」だって。DNA分析とかニセ札鑑定の担当もいそうな気がする。銃器ラボ……は、必要ないことを望みたいが。

さて、このところ「主任さよなら準備」エピが続いたので、それに気をとられてしまったけど、新キャラのライリーがちょっとまだ目立たないな~。キャラがまだ定まっていないのかな。でもあと3話くらいでもっと大型の新人が来ちゃうので、そうするとますます目立たなくなりそうな……。新人を一度に2人も入れると丁寧なキャラ描写が難しくなるって、NYのシーズン2でズイカーさんが仰ってませんでしたっけ。大丈夫かなぁ。

Yoko (yoko221b) 2011-05-15

csi/s09/188_say_uncle.txt · Last modified: 2020-04-09 by Yoko