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csi:s09:192_one_to_go

CSI - Season 9, Episode 10

#192 One to Go

  • 邦題:「最後の授業[後編]」
  • 脚本:Naren Shankar, Carol Mendelsohn
  • 監督:Alec Smight
  • 初回放映:2009-01-15

事件概要

ジェフリー・マスターズ

ジョエル・スタイナーの遺体のそばに遺棄されていた男性は、ジェフリー・マスターズと判明。前日、妻のモリーンとともに外出した後、行方不明になっていた。ハスケルは女性を拉致してから3日間生かしておいたことから、この犯人も同じようにすると考えられた。

48時間以内にハスケルが外部と接触したのは、ラングストン教授のセミナーと教授への電話のみ。つまり、犯人は教授のセミナーを受講していたものと思われた。グリッソムは特別顧問としてラングストンに協力を依頼する。

セミナーにハスケルを招くことは学生が発案したものだが、複数の学生が話し合って意見がまとまったため、誰が言い出したかはもうわからない。そこで、会場でのハスケルの視線をたどって、誰に話しかけていたかを割り出そうとする。グレッグが「犯人はイアンとジャスティーンの事件で失敗しているので、ハスケルに助言を求めたのではないか」と思いつき、「被害者の抵抗をどう封じたのか」という質問の時に見ていた方向からトマス・ドノヴァーという学生が浮上。

トマスは「キャンプへ行く」と言って出かけていた。自宅にあった靴は、殺害現場に残されたものと一致。また、被害者に使用したと思しき薬物とビデオテープも発見される。薬物の容器にあった指紋から売人がわかるが、その売人は逃走中にパトカーにはねられ死亡。検査の結果、マスターズ夫妻を襲った頃には大量のヘロインを服用していたことがわかり、売人は殺害には関わっていないらしいとわかる。ビデオテープには、トリヴァーとドノヴァーが被害者を誘い出す様子と、ハスケルが女性を拷問する映像が残されていた。

ラングストンは、監禁場所をハスケルから直接聞き出そうと面会に出かけて誘導しようとするが、ハスケルはラングストンの意図を見抜いて嘲笑う。

一方、グリッソムらはトマスの持っていたビデオテープを分析し、監禁場所を割り出そうとする。遺体の捨て方や、トマスの靴に付着していたコケの種類から、彼らのアジトがミード湖の北岸らしいということはすでにわかっていた。それに山の形や月の角度などの要素を加え、ようやく場所がブラック・メサであることを突き止める。

警官隊が山小屋に突入、モリーンを殺そうとしたトマスを射殺し、モリーンを救出する。床下からは女性8人の白骨死体が発見される。

自分が教えていた学生が連続殺人犯だったことを見抜けなかったことに気落ちするラングストン。そこへ現れたグリッソムは「ラボに欠員ができるので、うちへ来ませんか」と誘う。

事件を解決したグリッソムはオフィスを片付け、CSIを去って行った。


感想

主任さよならエピソード、後編。

どうやらハスケルが外部に指示を出しているらしいとわかり、セミナーの受講生に捜査が向けられる。ここで、「ハスケルは相手にアイコンタクトしているはず」と言ってハスケルの視線の行方を検証するわけだが、これは実際には不可能ではないかな。双方向と言っても直接見ているわけではなく、ハスケルの正面とセミナー会場にカメラとモニターを置いて、カメラの映像を相手側のモニターに流しているわけでしょ? ハスケルの視線を受け止めているのはあくまでカメラであって、ハスケルが見ている相手はモニターに映る姿であるはず(思い切りカメラ目線だったけど)。仮に視線の行方を割り出せたとしても、それは刑務所に設置したモニターの画面に重ねなければいけないのでは? としても、ハスケルが見ていた画面は下の (A) で、そこに (B) くらいの景色が映っていたはずだから、どの程度絞り込めたかは疑問だけど。

hermitage.rdy.jp_csi_img_caps_csi_191.jpg

それはともかく。ハスケルの共犯者はラングストンの学生のひとりであることがわかるが、本人は行方不明。ラングストンはハスケルをだまして場所を言わせようとするものの失敗。その一方でグリッソムはビデオ映像を分析し、景観と月の角度から位置を割り出して間一髪で被害者を救出。これが科学捜査の勝利、というか(勝ち負けの問題ではないけど)ラングストンにキャリアチェンジを決意させる一因になったのだろうか。

指導していた学生の中に連続殺人犯がいたことに動揺を隠せないラングストンに対し、主任は「人はウソをつく。我々は証拠しか信じない」と言う。懐かしいシーズン1の第1話でウォリックに言った台詞 “Concentrate on what cannot lie. – The evidence.” を思い出す。

そしてラングストンにバトンタッチした主任はオフィスを片付け、ウォリックのカードに目をやり、ラボで部下たちを一人一人見回り……もうもうこのへんでは涙腺が緩みっぱなし。寂しいけれど、どこか晴れやかで清々しいものがある、卒業式のようなラストだったと思う。主任はCSIを卒業していくけれど、キャサリンをはじめ他の皆がしっかり頑張っているから大丈夫。本当に、とても素晴らしい「最後の授業」だったと思う。主任、今まで本当にありがとう。そしてお幸せに!

とはいうものの……一言言わせてもらえれば、最後の最後は蛇足だったと思うの。なぜなら、コスタリカを歩いているグリッソムはもうCSIではないから。グリッソムではなく、あくまでも「CSI」の側に視点の軸を置いて、ベガス署のラボという場が卒業生を送り出すところで閉じてほしかったなと思う。グリッソムが教授の前歯を見ていてサラが恋しくなったんだろうな、ということはわかるし、サラと幸せになるのは良いんだけど、それは画面の外で語ってほしかった。

Yoko (yoko221b) 2011-05-24

csi/s09/192_one_to_go.txt · Last modified: 2020-04-09 by Yoko