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csi:s11:240_man_up

CSI - Season 11, Episode 11

#240 Man Up

  • 邦題:「スリーメン&ボディ」
  • 脚本:Michael F.X. Daley
  • 監督:Alec Smight
  • 初回放映:2011-01-06

事件概要

アンバー・ロウ

インターネットの「被害者サイト」に、若い女性の写真が投稿される。ニックやマンディは「この写真はヤラセ」と判断するが、グレッグは「本物だ」と確信し、100ドルを賭けることに。真偽を確かめるべく現場に出かけてみると、大勢の野次馬でごったがえしており、女性は本当に死亡していた。

グレッグの勝ちと思われたが、調べてみると写真と遺体の状態や服装が微妙に違っており、画像のメタデータから、撮影されたのは死ぬ前日とわかる。つまり、写真はヤラセだが、その後本当に殺されたとわかり、勝敗は逆転。被害者は売春の前歴があるアンバー・ロウと判明。

ドレスに付着していたシマウマの毛から、コメディアンのキャロット・トップに対する悪ふざけにアンバーが一枚かんでいたことがわかる。キャロット・トップを誘拐して裸にして縛ったうえで解放したのだ。その犯人たちは、メディテレニアン・ホテルでスパルタカスの小道具を奪っていたことも判明。

これら一連の事件の写真が交流サイトで共有されていたことがわかり、シカゴからの旅行者ジェフ・ブレイクリー、ハンター・エイハーン、スコット・ホランの3人が浮上する。彼らは大学卒業10周年を記念してベガスに来たという。10年前にも卒業旅行でベガスへ来た彼らは、「度胸試しリスト」を作って悪ふざけをしていた。10年後の今回は、雑誌編集者のハンターが「より刺激的に」リストを脚色して前回の続きをやり、競争して負けた者が旅費を払うことにしようと決めていたのだ。「車泥棒」「カジノで窃盗」「娼婦殺し」など、すべてそのリストの項目だった。そこでジェフとハンターは、アンバーに金を払って死体のふりをしてもらい、スコットをだましてカモにしただけで、殺しはしていないと主張する。

アンバーの足取りを調べた結果、彼女は死ぬ前に稼いだ金をATMから銀行口座に入れていた。ATMから現金を回収して指紋を調べた結果、支払ったのはスコットとわかる。スコットは写真にだまされ、ジェフとハンターが女性を殺したと信じてしまった。だがその後、偶然バーでアンバーと出会い、だまされたことを知る。アンバーが馬鹿にして大笑いしたため、スコットは怒り、「僕にも同じような写真を撮らせてほしい」と誘いだして本当に殺害し、2人の写真を投稿して罪を着せようとしたのだった。彼らの姿を見たニックは「勝者はいない」と言って、グレッグに100ドルを返す。

ピーター・ファーマー

ホッジスは「フリーマーケットで買ったバイクが動かなくなった」と、ラングストンに相談しに来る。そのバイクは「改造していない」はずだったが、ラングストンは一目見て「バイクはツギハギだ」と言う。血痕が付着し、エアフィルターには人間の親指の先端が入っていた。

親指の方は該当する記録がなかったが、血痕は別人のもので、1ヶ月前にバスの正面衝突事故で死亡した身元不明男性とわかる。バスの乗客と思われていたが、ホッジスは「バイクが2台のバスに挟まれたのではないか」と疑い、車を回収した業者を訪ねてみると、本当にバスの残骸からバイクの部品が発見される。

その部品から、持ち主はピーター・ファーマーと判明。回収業者の兄弟は、バイクが事故に巻き込まれたとわかったのに、それを通報せずに部品を売ったことで、証拠改ざんおよび司法妨害で逮捕される。


感想

おバカエピ……のわりに、後味が良くない話。いつも騙されて馬鹿にされているとわかっているのに、何でそんな友達といつまでも付き合っているのだろう。何で付き合っているのといえば、アンバーとその彼氏もそうだ。稼いだ金を巻き上げてギャンブルにつぎ込むだけで、感謝するどころか蔑んでいるだけなのに。

そのアンバー死ぬ前のお相手が結局はっきりしないままだったが、スコットがそのための料金も払ったのか、それともその前に事件とは無関係のお客と一緒にいたということか。避妊具を嫌う客もいるとエリー・ブラスさんも言ってたし、愛人みたいな常連客なのかも。

アンバーは「あんな写真を真に受けるなんてバカみたい」と大笑いするが、グレッグ踏んだり蹴ったりだな。

ホッジスの事件の方がまだ良かった。ウェンディのことを忘れるためか、突然バイクに乗り始めたホッジス。しかしフリーマーケットで買ったため、怪しいバイクを掴まされてしまったなんて。証拠を負って真相へたどり着くが、被害者ピーターとその恋人サンディの話が、まるでホッジスとウェンディのことみたい(名前も似ている)。ホッジスが思わず「ピーターはどうすればもう一度、君にチャンスを与えてもらえたのだろう」と聞いてしまうが、ちょうどそこで携帯に着信が入り、サンディは答えずに帰ってしまう。このサンディを演じていたのがエイミー・アッカーで、出演場面がちょっとしかないのに、なぜこんな贅沢な使い方を? と思うような登場だった。再登場予定でもあるのだろうか。ゲストといえば、人気コメディアンのキャロット・トップが本人役でご登場。

邦題の「スリーメン&ボディ」の元ネタはもちろん、映画「スリーメン&ベビー」。この映画に登場したテッド・ダンソンがまさか、翌年からCSIの新主任に就任するとは……。


使用楽曲

  • “For the Love of Money” by The O'Jays
  • “Absence of Light” by Maximum balloon

Yoko (yoko221b) 2013-05-04

csi/s11/240_man_up.txt · Last modified: 2024-02-19 by 127.0.0.1