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wat:s04:074_lost_time

Without a Trace - Season 4, Episode 4

#74 Lost Time

  • 邦題:「失われた時間」
  • 脚本:David H. Goodman
  • 監督:Martha Mitchell
  • 初回放映:2005-10-20

事件概要

失踪者:スカイ・ピーターセン

1998年に、スカイ・ピーターセンという女子学生が失踪した事件があった。当時マローンとヴィヴィアンが担当。彼女と愛人関係にあった教授のトマス・ビールが逮捕され、遺体が見つからないまま殺人罪で起訴されて有罪になっていた。だが、最近になってスカイが持っていたバックパックが中古ショップに持ち込まれたことがわかる。

バックパックが持ち込まれた店の防犯ビデオの映像を見ると、そこにはスカイによく似た女性の姿があった。だが横顔がわずかに映っただけなので、本人かどうかはわからない。

失踪当日、ビールはバーで酔いつぶれ、スカイの留守電に脅しのようなメッセージを残していた。だがマローンの執拗な追求に音を上げて罪を認め、有罪の評決を下されていた。

古い資料を再検討していたエレナは、スカイの行動に関する地方警察からの報告書を発見する。それはビールが自供した後のことだったので重要とは見なされず、弁護側も詳しく調査できなかったものだった。ウェイン・ゴーンという性犯罪の前科のある男がスカイのニュースを見て「あの娘を生きて最後に見たのは自分だ」と言っていたという。

だが確認してみると、それはゴーンがほらを吹いただけで、スカイはバーで電話を借りただけだとわかる。タイヤがパンクして助けを呼ぼうとしたのだった。だが、スカイが行方を絶ったはずの時刻より後にまだ生存していたことがわかり、ビールは無実だったということになる。

そこへ、バックパックを持ち込んだ女性が再び店に現れたという連絡が入るが、彼女は店主が電話をしている間に立ち去っていた。だがどうやらスカイではないらしい。

マローンは当時、ビールが「スカイには別の男がいた」と言っていたことを思い出して獄中のビールを訪ねる。だがビールも具体的なことまでは知らず、スカイの周辺情報を洗い直しても誰も見つからない。そこで視点を変え、「スカイではなくビールの周辺人物」に注目すると、ビールの妻(現在では前妻)がスカイに接触していた可能性が生じる。

妻はスカイとビールの仲睦まじい写真を送られ、スカイに「夫と別れて。私は妊娠しているの」と迫っていた。その写真を誰から送られたのかは不明。ビールに写真を見せると、その写真を撮った直後、スカイと同じ寮にいるポールという男子学生に会ったという。

その男子学生はポール・カートライトと判明。さらに、バックパックを店に持ち込んだスカイ似の女性がポールの妻であることもわかる。ポールは寮を出て行くスカイの様子が気になって後をつけ、途中で彼女に話しかけて車に乗せた。ポールはずっとスカイに思いを寄せていたがスカイの方にその気はなく、結局最後には拒絶されてしまい、言い争っている途中でスカイは足を滑らせて崖から転落した。ポールはその後もスカイのバックパックを保管し、妻にもスカイと同じ髪型をさせていたのだった。

スカイの遺体は崖下から発見され、マローンは検事に連絡してビールの事件を棄却する手続きを始める。


感想

無実の罪で獄中に7年。冤罪が明らかになってもジャックは謝罪しないのね。CSI:マイアミでも「謝ったりするな」と捜査官が注意されていた場面があったけれど、やはり訴えられたときに不利になるとかいう事情があるのだろうか。でも、また同じような状況になれば「同じようにする」だろうと言っているので、ジャック自身反省しているわけじゃないのだろうなぁ……いいのかな? それで。

ビールが無実であること、当時から情報はちゃんと出てきていたのだから、そこをきちんと調べていなかったのは訴追側の落ち度だと思う。ビールとスカイとのことだって、現在のジャックはそんなに偉そうに非難できる立場でもないでしょー。もうちょっとこう、反省というか後悔するような言動を見せてくれてもバチは当たらないんじゃないかい?

Yoko (yoko221b) 2009-01-05

wat/s04/074_lost_time.txt · Last modified: 2019-09-11 by Yoko