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wat:s04:088_the_road_home

Without a Trace - Season 4, Episode 18

#88 The Road Home

  • 邦題:「15歳の闘い」
  • 脚本:David Mongan
  • 監督:Chad Lowe
  • 初回放映:2006-03-30

事件概要

失踪者:ブランドン・パーカーことマット・ジェイムソン(15歳)

バイクメッセンジャーのブランドン・パーカーが失踪。ブランドンは18歳だと言っていたが、身分証をよく見ると偽造。彼の本名はマット・ジェイムソンでまだ15歳だった。働くために身分証を偽造して年齢をごまかしていたのだった。

マットの母親の住所がわかるが、行ってみるとそこにいたのは幼い子どもたち3人だけ。父親は死亡、母親は出て行ったまま帰らず、マットが弟妹の面倒を見ていたのだが、家賃を滞納して立ち退きを迫られ、家には借金取りが押しかけてくるという状況。マットは以前に里親家庭で虐待を受けたことがあるらしく、なんとか自分だけで生活するために、バイクメッセンジャーの仕事の傍ら、鍵職人の所でも働いていたという。

その鍵職人は、マットが悪い仲間を店に連れて来たことがあるという。店に残された指紋から、その仲間は犯罪歴があり出所したばかりのケイシー・ミラーと判明。マットと同じ里親の家にいたことがあった。マットとケイシーが、鍵屋の顧客の家に盗みに入ろうとしたのでは――と考えて調べてみると、案の定、顧客のひとりが強盗に襲われて銃で撃たれていたことがわかる。

ケイシーは元恋人の自宅で発見される。彼は、家賃の支払いに困ったマットに手を貸そうと盗みを計画したが、はずみで住人を撃ってしまったのだという。マットはいなかったが、どうやら家に押しかけてきた借金取りのラムジーの所に行ったらしいとわかる。ヴィヴィアンらはラムジー宅に急行し、無事にマットを発見、その場で逮捕する。

ヴィヴィアンの説得でマットは更生施設に入るという軽い措置で済むことになった。母親のネイディーンは家を出てシェルターで暮らしており子どもを引き取れる状態ではなかったが、弟妹たちは母方の伯母に引き取られることになった。


感想

今回も「事件よりマーティンが!」なエピソード。ようやくサムが行動を起こしてダニーを説得し、ダニーが断薬会を紹介したようだ。というわけで1回おきに進んできたマーティンのヤク中アークも、ようやく終了かな? 本当は会に通い始めてからが長いんじゃないかな……という気はするものの、今シーズンももう終盤に近くなっているし、そろそろ終わってもいい頃かと思う。

事件ではヴィヴィアンが活躍。「怒り」でもそうだったが、子に害をなす母親というものに対して、ヴィヴィアンは容赦なく厳しい態度を見せる。最後に、マットと同じエレベーターに乗せなかった時の表情が強い印象を残した。でもマットは強盗(殺人未遂も?)の共犯にしては軽い措置で済みそうだし、弟妹たちにも伯母さんがいるので大丈夫……ってことで、状況を考えればベストの解決と言えるのでは。

冒頭でブランドン(マット)といがみ合っている少年、どこかで見たと思ったら、The Wire のフルーツだ! それは確かに、ワルだわ。


使用楽曲

  • “See The World” by The Kooks (冒頭)
  • “Reason to Mourn” by Ben Harper (エンディング)

Yoko (yoko221b) 2009-05-03

wat/s04/088_the_road_home.txt · Last modified: 2024-03-09 by 127.0.0.1