TWIN PEAKS TIMELINE 日本語版

2012 ~ 2014 (3月16日~3月18日)

3月16日(木) [Episode 2012 - 1/12/90
             脚本: ハーレー・ペイトン&ロバート・エンゲルス
             監督: ケイレブ・デシャネル]

   (この頃)
   -- ウインダム・アール、ツイン・ピークスに到着(この時点より早くはないはず。
   2011でクーパーに届けられた封筒は、直接入れられたものではなく消印が押して
   あった)

   7:00 am (キャサリン→ジョシー、2011)
   -- キャサリン、朝食を摂る。コーヒー、ジュース、ドライ・トースト、オートミ
      ール。

   午前中
   -- ボビー、再びベンを脅そうとするが、どうもベンの様子が変。 ベン: 「人生
      に必要なものは何だと思うか?  バランス、間隔、均整だ」 ベン、家具を積み
      上げる。その後、ボビーを雇ってハンクをスパイするよう指示する。ラナ、叫
      びながら走り出て来る。
   -- クーパー、不動産会社のアイリーンと家を検討する。コインを投げると、デッ
      ド・ドッグ・ファームの書類に落ちる。これは、誰も居着かないという謎の家
      だった。
   -- アンディとディックとルーシー、ケースワーカーとしてニッキーを担当してい
      るジュディと面会する。ジェーン、ニッキーは孤児で里親を転々とし、「不運
      続きだった」と語る。トルーマン、グレート・ノーザンで事件だと言って、
      面会の途中でアンディを呼びに来る。
   -- トルーマンとドク・ヘイワードとアンディ、ホテルのベッドで死んでいるダギ
      ー・ミルフォードを調べる。デュエインが入って来て嘆き、妻がセックスで殺
      したのだと言う。アンディ、泣いていない。ベッドにはクリス・ゲリティの
      「マイ・シークレット・ライフ」が置いてある。
   -- ホーク、廊下で夫人に声をかける(口説きはじめる?)。  ホ: 「おれは、いざ
      って時に頼りになる男だよ」

   10:10 am (壁の時計)
   -- ネイディーン、レスリング・チームに入り、地区のチャンピオンであるマイク
      に1フォールで勝ち、デートに誘う。
   -- マイク、ネイディーンのことでドナに泣き言を言う。  ド: 「私、お芝居は下
      手だから」
   -- ジェームズ、マルコム・スローンと会う。彼はイヴリン・マーシュの兄で(イ
      ヴリン→ジェームズ、2014)、ジェフリー・マーシュの運転手である。マルコ
      ム、マーシュがイヴリンに暴力を振るっていると語る。2週間に一度、彼は妻
      を殴り、妻は夫の物を何か壊す。
      マ: 「はっきり言った方がいいかな」
   -- デッド・ドッグ・ファームで、クーパーは数台のタイヤの跡に気付く。「ジー
      プ、四駆、セダンの高級車」家の中で、クーパーは数時間前に会合が開かれて
      いたと推理する。クーパー、下剤とコカインの粉末を発見する。
   -- ディック、タイヤを直す(説明書を見ながら)。ニッキー、その邪魔をする。ニ
      ッキーが車から離れると、タイヤがジャッキから落ちる。ニッキー、パニック
      を起こして駆け寄り、ディックに抱きつく(ディックは無傷)。

   昼間
   -- クーパー、トルーマンにデッド・ドッグ・ファームのことを話そうとするが、
      そこへ空軍のライリー大佐が、ブリッグス少佐の件の調査に訪れる。ブリッグ
      スは優秀なパイロットで、彼の失踪により冷戦は鼻風邪のような状態になった。
      「ふくろうは見かけとは違う」というメッセージは、宇宙ではなく森から発せ
      られたものだった――おそらくは、ホワイト・ロッジから(「それは機密事項
      だ」)。クーパー、ブリッグスが消える前にふくろうを見たと語る。
   -- ジェームズとイヴリン、抱き合ってキスをする。ジェームズ、イヴリンに夫の
      もとを去るよう勧めるが、彼女は拒否する。ジェフリーが帰宅し、イヴリンは
      彼を迎えに走る。
   -- ボビー、写真を持ってベンのオフィスに戻る。途中でオードリーに会ってイチ
      ャつくが、キスはしない。オードリー、秘密の覗き部屋に入る。
   -- ベン、南北戦争のミニチュアを作っている(ゲティスバーグ、1日目)。彼はボ
      ビーの写真を受け取り、昇給を約束する。オードリー、立ち聞きしている。
   -- ピートとキャサリン、メイドの恰好をしたジョシーが給仕するロマンティック
      な食事を楽しむ。ピートは、キャサリンがジョシーにつらく当たりすぎると感
      じるが、楽しみのために気に留めなくなる。
   -- クーパー、ダイアンに報告する:
     「ダイアン、今全国紙を見ているところだ。ウィンダム・アールの序盤戦に対
    するぼくの手[アール: ポーンをQ4へ]は、指示どおり個人広告欄に掲載された。
    だが、彼の返事が来たのは昨日だ。彼はぼくの手を正確に予想していたんだ。ダ
    イアン、ぼくは奴の掌の上で踊っている。どこで何を企んでいるんだろうか」
      [上述したクーパーの序盤戦は不正確。「ポーンをK4へ」が正しい。]
     オードリーが訪問し、父親のオフィスから持って来たボビーの写真をクーパー
    に見せる。クーパー、写真の人物を認識する――ハンク、アーニー、ジャン・ル
    ノー、騎馬警官がデッド・ドッグ・ファームに集まっていた。デニースが入って
    来る。
    オードリー: 女性の捜査官もいるの?
    デニース: まあね。
     オードリー、クーパーにキスして出て行く。クーパー、デニースに状況を説明
    する。
      デ: 女の服は着ているけど、下着のはき方は相変わらずでね。意味わかる?
      ク: うーん……。

   夜
   -- エド、元気のない様子でRRにいる。ノーマに対してまだ友達だろうと言い、手を
      取り合うが、ハンクが3:4のドミノをもてあそびながらそれをこっそり見ている。
   -- ディック、アンディにニッキーが悪魔かもしれないと告げる。
   -- トルーマンのオフィス。デュエイン、ラナが殺人者だという糾弾を続けている。
      ドク、死因は心臓発作であると言う。
   -- 廊下で、男たちが部屋へ導かれるラナに見とれ、全員でシェークスピアを引用
      する。
   -- ルーシー、内線で保安官を呼び出そうとするが応答がない。ルーシー、男たち
      が話をしているラナに文字どおり魅せられているのを見る。
   -- デニース、RRのアーニーを訪ねる。クーパーとデニース、グレート・ノーザン
      でアーニーを尋問する。彼らは、アーニーを餌にしてボスを釣り上げようとし
      ていた。デニースがシアトルから来た売人になり、アーニーがルノーとデニー
      スの取引を仕切ることになる。
   -- ジェームズ、イヴリンとジェフリーが喧嘩している声を聞く。マルコム、最初
      の暴力は4年前だとジェームズに語る。マルコム、ジェフリーを殺すと言う。
   -- ボビー、帰宅する。母親は暗がりに座り、少佐の失踪を嘆いていた。夫人、ふ
      くろうのランプを点ける。ボビー、少佐の見た幻の話をする。突然明かりが消
      え、少佐が旧式のパイロットの姿で(皮のジャケットとゴーグル)家の中に現れ、
      自分は何日間消えていたかと聞く。
      ベティ: うまくいきましたの?
      ガーランド: いや……完全にではない。

3月17日(金) [Episode 2013 - 1/19/90
             脚本: ハーレー・ペイトン
             監督: トッド・ホランド]

   朝
   -- 夜空/星の海の映像からフェード・イン。カメラ、ゆっくりと右にパンする。
     声: (ささやく) クーパーー……
      バックグランドでカタカタいう音。黄色い3つの正三角形を頂点で少し重ねた
     形の記号(放射能の記号のような形)が、画面の中心で回転し、叫ぶようなノイ
     ズとともにカメラに向かって来る。その記号がカメラにぶつかり、画面に炎が
     燃え上がる。
     少佐 (声のみ): 私は炎の中から出て来た。暗闇の中のぼんやりした形。そして
         ……無。
     炎からゆっくりと、ガーランド・ブリッグス少佐の映像。ジャングルの中で、
    石の玉座に座っている。カメラ、ゆっくりと彼に近づく。
     少: 次に気がついたら、たき火の消えた後に座っていた。2日たっていた。
     ヘイワード (加工された声): 少佐、新しい治療方法を試したら、記憶が戻るか
         もしれませんよ。
     少: 私の記憶には免疫ができている。私は、まだそれを感じている……。
     背後で狼がうなり始める。
     少: ……感覚も、匂いも、知覚もある。すべてわかっているが、なぜ
         か思い出せない。
     クーパー (加工された声): 他に思い出したことは?
     少: ほとんどない。巨大なふくろうが羽を広げる、奇妙な映像だけだ。
     狼がうなり続ける。
     クーパー (加工された声): 巨大なふくろう?
    強い光が閃き、飛んでいくふくろうの影の短い映像。続けて少佐の首の映像。
   前のシーンにあった3つの三角形と同じ赤い傷がある。ブリッグス少佐の顔。光は
   ドク・ヘイワードがインスタントカメラで傷口の写真を撮っているフラッシュだ
   った。カメラがゆっくりとブリッグスから引く。そこは保安官事務所の会議室で、
   時刻は午前中。ブリッグス少佐、クーパー捜査官、ドク・ヘイワード、トルーマ
   ン保安官がいる。
     ク: 巨大なふくろう?  大きさは?
     少: (指を動かしながら) 意識と記憶を覆い隠すほどの大きさだ。
     ヘイワード: (インスタントカメラで撮った写真をクーパーに手渡し)右耳の後
         ろに同じ大きさの三角形の傷が3つ。
     トルーマン: ブリッグス少佐……少佐の任務は何なんですか?
     少: 私の任務は……何度も繰り返し言っているが……機密事項だ。だ
         が、秘密を守ることは……重要でないようにも思える。(間。少佐、神経質
         そうな動き。)世の中には、人間の知略を超えるほど重要なこともある。そ
         れほどに重要な情報とは……(間。少佐、気持ちを抑えられない様子。)…
         …神よ……それは魂のことか!? 私の魂の!?
     ク: 少佐、最初から話していただけませんか。
     少: プロジェクト・ブルーブックのことは知っているかね。
     ク: 知っています。未確認飛行物体に関する空軍の調査活動のことですね。
     少: 公式には、1969年に中止されたが、調査は「非公式」に続いてい
         た。継続して天体を調べ……ここツイン・ピークスでは地上を調査している。
     クーパーとトルーマン、顔を見合わせる。
     少: ホワイト・ロッジを探索しているのだ。
     MPが入って来て、ブリッグスは口を閉じる。
     M.P. #1: ブリッグス少佐
     少: 来たか
     トルーマン: ちょっと待ってくれ
     M.P. #1: ライリー大佐の命令です
     トルーマン: 誰の命令だろうと、ここはおれの事務所だし、ブリッグス少佐は
         おれの友人だ。
     少: ハリー(立ち上がる)、続きは後で話そう。
     トルーマン: 本当にいいんですか?
     少: (うなずく) いいんだ。 (クーパーに) それでは。
     M.P. #1: 少佐
      クーパーの持っている写真に、スプリンクラーからの水滴が落ちる {2020で
     「手が震える」時の音がする}。
   -- デニースとクーパーの、アーニーに電話させ、ジャンに取引の準備ができたと
      言わせる。
   -- ディック、アンディにニッキーのレコードが封印されていると告げ、孤児院に
      戻る。
   -- クーパー、ルーシーに、新聞にアールからのサインが出ていないかを訊ねる。
   -- エド、RRでノーマに「話がある」というメモを渡す。
   -- シェリー、レオに食事をさせ、出かけようとするボビーの顔をはたく。TVでは
      「愛への招待状」が放送されている。レオの目がピクピク動く。
   -- ジェームズ、エドに電話をかけ、自分のお金を全部($12)「ウォリーズ」に送
      るよう頼む。
   -- イヴリン、ジェームズの恋人のことを聞き、彼の助けを求める。

   9:25 am (壁の時計)
   -- マイク、RRでネイディーンを振ろうとする。
   -- ハンク、ノーマにどこへ行くのかと訊ねる。
   -- ジョシー、玄関に出る。来たのは、彼女をあきらめきれないトルーマンだった。
   -- オードリー、ベンの「戦場」に来てジェリーに電話をする。
   -- エド、玄関に出る。ノーマだった。
   -- ホーク、アーニーに隠しマイクを取り付ける。
      (ホーク、粘着テープでアーニーに「ワイヤー」を貼り付けている)
      ア: いて! 胸毛のことを考えてくれよ!
      ホ: ひどい汗だな、ナイルズ。
      ア: そりゃどうも。気が昂ぶってるせいさ。多汗症でね。ガキの頃からそうだっ
          たんだが、戦争までは気づかなかった。朝鮮戦争だぜ、知ってるか? ん?
          49 度線まで部隊を率いて行ったんだ。皆ガキみたいな連中だったぜ。あ
          んな地獄だなんて知らなかったさ。
      ク: アーニー! 現代の、この場所に戻ってくれ。もう一度、段取りをひとつひ
          とつ説明してくれ。
      ア: わかった。デニースを……デッド・ドッグ・ファームに案内する。そこで
          彼女をルノーに紹介する。
      ク: そう。
      ア: そこでルノーに商売をさせ、終わったら出て来る。そうだろ?
      ク: よろしい。ハリー、そこで君の出番だ。 (トルーマン、頷く)  うーん…
          …ぼくも行きたいが、今は停職中で権限がない。
      ア: そうだな
      ト: ああ……そのことは考えてた。 (クーパーにバッジを投げる) 保安官補に
          任命する。FBIの損失はおれがもらったよ。
      (クーパー、バッジを見る。番号は13だった。)
      ク: (嬉しそうに)  がんばるよ
      ホ: (ワイヤーの取り付けを終え)  できた。出かける前に汗を吹いた方がいい
          な。 (手を拭いて去る。)
      ア: ええい、ちくしょう!  (クーパーとトルーマンに)  えーと……どれくら
          いかかるんだ、えーと、その、取引を終えてからあんたらが農場に入るまで。
      ク: (バッジを留めながら)  君が出て来たらすぐに入る。
      ア: ちょっと、聞いていいか?
      ト: 何だ、アーニー?
      ア: やっぱりこんなことイヤだ!  おれの仕事じゃねぇぜ!  おれは臆病者なん
          だ!  やりたくない! おれは公認会計士だぞ!
      ト: アーニー
      ク: アーニー
      ア: (神経質に笑う) ちょっとあわてただけだよ。おれは……おれはクールだ
          ぜ。さて、行くか?
      ク: デニースは?
      ト: そういえばいないな
      (ドアが開く。デニス、男性の服装で登場。髪は後で結んでいる)
      デ: (得意げに)  今日はデニスと呼んでいいぞ。あ、いや……この方が合って
          ると思って。  (クーパー、明らかに喜んでいる様子)
     どう思う?
      (トルーマン、口笛を吹く)
   -- アンディとディック、ドリット孤児院にいる。
      デ: 我々の調査活動は「内密に」行わねばならない。まず、鍵を開ける。ちょ
          っとした技術が……  (アンディ、ドアを開ける。鍵が開いていた)  やっ
          たな !  入ろう
      ア: 皆はどこだろう?
      デ: 昼食だよ。さて、ファイルはここだな……N、N、Nと……(別のファイルキ
          ャビネットを探す) Nだ! ナイルズ……ネスター……ネザビー……、ニー
          ドルマン、ニコラス……ニードルマンか、これがニッキーのだな。
      ア: 車の中で読もう
      デ: まぁ待て、アンドリュー
      ア: (イラついて) ディック!
      デ: シッ!  普通の記録だな……ふむ……出生地……最初の養子縁組……何回
          も里子になっているんだな。
      ア: ディック!
      デ: (アンディを無視して)  うーん、ややこしいな。どこに秘密をかくしてる
          んだ、ニッキー?
      (ブリュースター夫妻が扉のところに現れ、手を振る。アンディ、2人に気付く。)
      ア: ディック!
     (ブリュースター夫妻、入って来る。ディック、驚いて跳び上がり、あわてて
    ニッキーのファイルをトレンチコートに隠す)
      ブ: どうも!
      (アンディ、固まったまま部屋を横切ってディックの横に立つ。)
      ブ: ブリュースターです。  (笑う)  ちょっと早いかと思ったんですけど。1
          分でも早く坊やに会いたかったもので……。会えます? ドニーはどこで
          しょう。
      デ: えーと、ドニー君はですね……ええと、死んでます。  (ブリュースター
          夫妻、ショックを受けた様子。) あ、えーと、つまりですね、死ぬほど疲
          れてるんです。ちょっと具合が悪いようでして。
      ブ: 昨日は元気でしたのに。
      (ディック、口ごもる。)
      ア: ディック!
      デ: ちょっと待て……ウッディ。まずお客様の用事を済ませてからだ。で……
          何でしたかな?

 午後
   -- エド、玄関に出る。ドナがジェームズを探していた。ドナ、自分がジェームズ
      に金を届けると言う。
   -- ノーマが帰り、ネイディーンがハンクからエドを救う。
   -- ボビー、ベンに、次いでオードリーに会う。  オ: パパには治療が必要だわ。
   -- キャサリン、ベンを訪ねて来る。
   -- ジェームズ、修理した車をイヴリンに見せる。イヴリン、マルコムの見ている
      ところでジェームズを誘惑する。
      車のシートからシャンペンの瓶が消える。
   -- デッド・ドッグ・ファーム。アーニーのシャツから煙が出て、囮がばれる。ホ
      ーク、応援を呼ぶ。クーパー、アーニーとデニスと引き換えに人質になる。

   夕方 (半月)
   -- イヴリン、ジェームズのいるベッドから出てマルコムと会う。
   -- ジャンと騎馬警官とクーパーが中央の部屋にいる。
      ク: おれが死んで何の役に立つ?
      ル: 弟が2人死んだ……おまえのせいだ
      ク: なぜだ?
      ル: おまえが来るまでは、ツイン・ピークスはただの田舎町だった。弟はガキ
          やトラック野郎にヤクを売っていた……『片目のジャック』はビジネスマ
          ンや旅行客で賑わい……みな平和な生活を送っていた。女が死に、おまえ
          が来た……それですべてが変わった。弟のベルナールは撃たれて森の中で
          ……死んだ。もう1人の弟は、女の親父に枕で窒息させられた……。誘拐
          に殺人……この街に平穏はもうない。平和な夢は突如として悪夢になった。
          そこでだ。おまえが死ねば、もう殺人は起こらない。悪夢を運んで来たの
          はおまえだろう。だから……悪夢は、おまえとともに死ぬ。
   -- デニス、RRの制服で食事を運んで来る。クーパー、デニスのストッキングから
      隠してあった銃を抜き、ジャンを撃つ。デニス、騎馬警官の尻を蹴る。
   -- シェリー、断続的な停電で目を覚まし、レオを見つける。
   -- 保安官事務所が停電する。ルーシー、火事が2件と爆発が起きたと言う。クー
      パー、チェス盤を指差している死体を発見する。
    ク: チェス・ゲーム……ウィンダム・アールの次の手だ。
     [チェス盤の図の見本の次に、この場面のボードを示す。チェス盤や駒の描き
    方は米国のものを採用。ヨーロッパとは方式が違うので注意されたい。]

[チェス盤の図の説明]
     (KR)    (KN)    (KB)     (K)     (Q)    (QB)    (QN)    (QR)   <-- (位置)
      ルーク     ナイト   ビショップ   キング    クイーン  ビショップ   ナイト     ルーク   <--  名前
       R       N       B       K       Q       B       N       R    <--  略称
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   | |_|_| |  ,^-. |  /+\  |  _+_  | o o o |  /+\  |  ,^-. | |_|_| |
(1)|  |_|  | /'_ | |  \_/  | (_|_) | \_|_/ |  \_/  | /'_ | |  |_|  |<-- 白の駒
   | _|_|_ | `'/_| | __=__ |  ===  |  ===  | __=__ | `'/_| | _|_|_ |
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |    白の
(2)|  (_)  |  (_)  |  (_)  |  (_)  |  (_)  |  (_)  |  (_)  |  (_)  |<-- ポーン
   |  /_\  |  /_\  |  /_\  |  /_\  |  /_\  |  /_\  |  /_\  |  /_\  |      P
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
(3)|       |///////|       |///////|       |///////|       |/ QR3 <--- (白側から
 . |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|    見た場合)
 . +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+  マス目の
 . |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |  表記
   |///////|       |///////|       |///////|       |///////|  QR5 <--- (黒側から
   |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |    見た場合)
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|    駒のない
   |       |///////|       |///////|       |///////|       |//// <----- 黒のマス
 . |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
 . +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
 . |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |    駒のない
(3)|///////|       |///////|       |///////|       |///////|     <----- 白のマス
   |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |   o   |    黒の
(2)|  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |<-- ポーン
   |  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
   | |_|_| |  ,^-. |  /+\  |  _+_  | o o o |  /+\  |  ,^-. | |_|_| |
(1)|  |#|  | /'##| |  \#/  | (#|#) | \#|#/ |  \#/  | /'##| |  |#|  |<-- 黒の駒
   | _|#|_ | `'/#| | __#__ |  ===  |  ===  | __#__ | `'/#| | _|#|_ |
   +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
       R       N       B       K       Q       B       N       R    <--  略称
      ルーク     ナイト   ビショップ   キング    クイーン  ビショップ   ナイト     ルーク   <--  名前
     (KR)    (KN)    (KB)     (K)     (Q)    (QB)    (QN)    (QR)   <-- (位置)

[現在の盤]
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      | |_|_| |///////|  /+\  |  _+_  | o o o |  /+\  |  ,^-. | |_|_| |
      |  |_|  |///////|  \_/  | (_|_) | \_|_/ |  \_/  | /'_ | |  |_|  |
      | _|_|_ |///////| __=__ |  ===  |  ===  | __=__ | `'/_| | _|_|_ |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |   o   |       |   o   |   o   |///////|   o   |   o   |       |
      |  (_)  |       |  (_)  |  (_)  |///////|  (_)  |  (_)  |       |
      |  /_\  |       |  /_\  |  /_\  |///////|  /_\  |  /_\  |       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |
      |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |
      |///////|       |///////|       |///////|       |///////|       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |       |///////|       |   o   |       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |  (_)  |       |///////|       |// ? //|
      |       |///////|       |  /_\  |       |///////|       |///////|
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |///////|       |///////|       |///////| o o o |   o   |       |
      |///////|       |///////|       |///////| \#|#/ |  (#)  |   ?   |
      |///////|       |///////|       |///////|  ===  |  /#\  |       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |       |   o   |?  o  ?|   o   |   o   |///////|       |?  o  ?|
      |       |  (#)  |? (#) ?|  (#)  |  (#)  |// ? //|   ?   |? (#) ?|
      |       |  /#\  |? /#\ ?|  /#\  |  /#\  |///////|       |? /#\ ?|
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      | |_|_| |  ,^-. |///////|  _+_  |?  o  ?|  /+\  |? ,^-.?|       |
      |  |#|  | /'##| |///////| (#|#) |? (#) ?|  \#/  |?/'##|?|   ?   |
      | _|#|_ | `'/#| |///////|  ===  |? /#\ ?| __#__ |?`'/#|?|       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+

[Episode 2014 - 2/2/91
 脚本: スコット・フロスト
 脚本: ユリ・エデル]

金曜の夜 (続き)
   -- トルーマンとクーパーとドク・ヘイワード、死体を調べる。口には黒いポーン
      の駒が入っていた。クーパー、死体は浮浪者だと言い、調査の結果を予測する
      (傷の種類、捨てられた車など)。クーパー、この事件の背後にウィンダム・ア
      ールがいるとトルーマンに告げる。
      ク: 奴はポーンを取った……きわめて異常な方法でだ。
      [2013の配置とはやや異なるチェス盤の映像]
   -- オードリー、ボビーとともにホーン帝国を救う計画を立てる。
      オ: ボビー、今からは私がボスよ。
   -- レオ、斧でシェリーに襲いかかる。ふくろうが見ている。
      レ: 「あばよ、女房」、「悪い娘だ」
     ボビーが戻って来る。格闘の後、シェリーがレオの脚を刺し、レオは森の中へ
    逃げる。

3月18日(土)

   昼間
   -- クーパーの疑いは晴れたが、停職は解けなかった。トルーマン、中指を立てて
      浮浪者殺人事件を保安官助手クーパーの担当にする。ホーク、ハンクが病院に
      いると報告する。ハンクは「バスにはねられて」取引に来なかったとのこと。
      シェリー、レオの意識が戻ったと連絡して来る。
      [2013の配置とはやや異なるチェス盤の映像]
   -- アンディ、ニッキーに対する自分とディックの疑惑(ニッキーが6才の時に自分
      の両親を殺したのではないかということ)をルーシーに話す。
   -- ジェームズ、ジェフリーに会う。ジェフリー、車に乗り込んで走り去る。
   -- RRで、エドとドク・ヘイワード、ネイディーンのデートとセックスについて話
      し合う。
      ドナ、バンで「2~3時間西に行った所」にいるジェームズのもとへ向かう。
   -- エド、ネイディーンとハンクの喧嘩のことをノーマに話す。ノーマ、ハンクは
      仮釈放の規定違反でトルーマンに逮捕されるだろうと言う。エドとノーマ、ロ
      マンチックな週末を計画する。
      ノーマ: 皆に知られるわ。  エド: かまわないよ。
   -- ジェームズ、出発の準備をする。イヴリン、ジェームズに迫る。 ジ: ダメだよ。
   -- クーパー、トルーマンと話をする。
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      | |_|_| |  ,^-. |  /+\  |  _+_  | o o o |  /+\  |  ,^-. | |_|_| |
      |  |_|  | /'_ | |  \_/  | (_|_) | \_|_/ |  \_/  | /'_ | |  |_|  |
      | _|_|_ | `'/_| | __=__ |  ===  |  ===  | __=__ | `'/_| | _|_|_ |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |   o   |   o   |   o   |       |///////|   o   |   o   |   o   |
      |  (_)  |  (_)  |  (_)  |       |///////|  (_)  |  (_)  |  (_)  |
      |  /_\  |  /_\  |  /_\  |       |///////|  /_\  |  /_\  |  /_\  |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |///////|       |///////|       |///////|
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |///////|       |///////|   o   |///////|       |///////|       |
      |///////|       |///////|  (_)  |///////|       |///////|       |
      |///////|       |///////|  /_\  |///////|       |///////|       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |       |///////|       |   o   |       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |  (_)  |       |///////|       |///////|
      |       |///////|       |  /_\  |       |///////|       |///////|
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |///////|       |///////|       |///////|  ,^-. |///////|       |
      |///////|       |///////|       |///////| /'##| |///////|       |
      |///////|       |///////|       |///////| `'/#| |///////|       |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      |   o   |   o   |   o   |///////|   o   |   o   |   o   |   o   |
      |  (#)  |  (#)  |  (#)  |///////|  (#)  |  (#)  |  (#)  |  (#)  |
      |  /#\  |  /#\  |  /#\  |///////|  /#\  |  /#\  |  /#\  |  /#\  |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      | |_|_| |  ,^-. |  /+\  |  _+_  | o o o |  /+\  |///////| |_|_| |
      |  |#|  | /'##| |  \#/  | (#|#) | \#|#/ |  \#/  |///////|  |#|  |
      | _|#|_ | `'/#| | __#__ |  ===  |  ===  | __#__ |///////| _|#|_ |
      +-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+-------+
      ト: で、事件とチェスとどういう関係があるんだ?
      ク: ウィンダム・アールとぼくは、3年間毎日チェスをやっていた。彼は、人生
          のすべてをパターン化できるといながらプレイしていた。  (間)  ぼくは
          一度も勝てなかったからだ。  (間)  次はぼくの番だ。次の手を「ツイン・
          ピークス・ガゼット」に出す。他に方法はない。
      ト: クープ、もっと詳しく話せよ。
      ク: ハリー、今まで黙っていたが、ぼくはこの街に厄介ごとを持ち込んでしまっ
          たようだ。 (座る) ウィンダム・アールはぼくの最初のパートナーだった。
          法律のことも、FBIのことも、すべて彼に教わったんだ。4年前、ぼくらは、
          事件の重要な証人の警備に当たることになった。彼女は……彼女はとても
          美しく、心やさしい女性だった。名前はキャロライン。ぼくは彼女と恋に
          落ちた。ある晩、ぼくは……見張りに失敗した。不意をつかれて襲われた
          んだ。ぼくは負傷して意識を失った。  (何かを呑み込む)  気がつくと、
          彼女はぼくの腕の中で……死んでいた。刺されたんだ。
      ト: あの浮浪者の傷か。
      ク: 同じ傷だった。犯人はわからなかった。ぼくの怪我は回復したが、ウィン
          ダム・アールは精神に異常をきたし、病院に収容された……だが最近になっ
          て脱走した。
      ト: そいつが、何故おまえさんを狙ってるんだ?
      ク: ハリー……キャロラインは、ウィンダム・アールの妻だったんだ。
      (トルーマンは机の端に座っていたが、ここで椅子に腰掛けて身を乗り出す。)
      ト: で……女房が死んだのはおまえさんのせいだというわけか。
      ク: (首を振り、顔を近づける)  それならまだいい。ぼくは、彼が妻を殺した
          のだと思ってる。最初に彼女が目撃した犯罪も、彼がやったのだと思う。
          ハリー……ウィンダム・アールの頭脳は、まるでダイヤモンドだ。冷たく、
          固く、輝いている。精神を病んだふりをして入院したのも演技だろう。だ
          が、彼はどこかで善悪の判断の基準を失っている。君は彼の能力を知らな
          い。ハリー……君は知らないんだ。
   -- ドナ、ウォリーズにジェームズを訪ね、イヴリンに出会う。
      イヴリン、ジェームズは自分が頼んだ仕事を済ませてメキシコへ発ったと言う。
   -- ジェームズ、自分の感情と闘う。
   -- オードリー、ジェリーをベンのオフィスに案内する。  ベン: 「ジェブ!」 ジャ
      コビー医師もそこにいる。
     医師、ベンが歴史に反して南軍を勝たせようとするのは、ベンが自らの敗北か
    ら回復するための健全な道のりであると説明する。
   -- ブリッグス、よろめきながら保安官事務所に入って来て、気を失う。ルーシー、
      口紅を調べる。
   -- ブリッグス、トルーマン、クーパーが事務所にいる。
     (ブリッグスとクーパーとトルーマン、大きなグラスで水を飲んでいる。ルーシ
    ー、水差しを持ってそばに立っている。)
      ル: もっといります?
      ク: いいよ。
      ト: いいよ、ルーシー。
      少: もういい。
      (ルーシー、出て行く。)
      ト: 少佐……何があったんです?
      少: あなたも私同様任務に人生を捧げている人間だ。忠誠の誓いをいかに厳格
          に守っているかはよくおわかりだと思う。そして、その誓いを破ったとき
          の報いも……。
      ク: 大きなものですね。
      少: 空軍とは、正義のための戦いに身を捧げる組織とは、異なっているような
          気がする。 (間。こめかみを拭く) 正直に言って、私は戸惑っている……
          上官は私に失踪事件のことを質問した。彼らは疑いを持っている……ほと
          んど妄想に近いような。ホワイト・ロッジ探索の目的には、何かしら不純
          なものがある。私は失踪中に、ホワイト・ロッジにいたのだろう。だが、
          何も思い出せない。ただ……感じる。恐ろしい予感を。
      ク: いったい何が?
      少: はっきりとはわからない。(間)また戻って来よう。それまでは、影の中に
          いるが。では、失礼する。
      ク: ではまた、少佐。
      (少佐、去る。)
      ト: 影の中にいる……どういう意味だ?
      ク: わからない。
   -- ジャコビー、ラナ、クーパー、トルーマン、ホークが事務所にいる。
     (クーパーとトルーマン、ホークの後から会議室に入る。ジャコビーとラナがそ
    こで待っている。)
      ジ: よろしい。皆さんに聞いていただきたい。私は、約24時間にわたってこの
          魅力的なご婦人と一緒にいました。そして……ご覧のとおり、傷もないし
          骨も折れていない。亡くなったご主人のお兄さんが主張しているような呪
          いや殺人は、ナンセンスです。彼女はただ、性的な影響力が強く、人体に
          ついての実践的な知識と技術に長けているだけなのです。誰も、味わった
          ことも与えたこともないような快楽のね。
      ト: 暑くないか?
      ク: ああ
      ホ: 確かに
      ク: ラナ、まずお祝いを言わせてもらおう。
      ラ: ありがとう。ジャコビー先生のおかげです。
      ジ: はははは。よろしい、ではボウリングに行って来るよ。それじゃ。
   -- デュエイン・ミルフォードがショットガンを持って現れ、ラナを撃つと脅す。
      クーパー、市長と夫人を会議室に2人だけにして話し合ってもらおうと提案する。
      トルーマン: で、我々は?  クーパー: 待つんだ。
   -- 警官たちが会議室に入ると、夫人と市長は養子を迎える相談をしていた。
   -- キャサリン、アンドリュー・パッカードをピートに会わせる。  ピ: ソーセー
      ジを忘れた!
     キャサリンとアンドリューは、アンドリューの命が狙われていることを知り、
    彼の死を偽装したのだった。エッカートは、アンドリューに仕事で負けそうにな
    って彼の殺害を企てた。6年前のことだった。

   夕方
   -- エッカートとジョーンズ、グレート・ノーザンにチェックインする。
   -- トルーマン、クーパーにシアトルの新聞を見せる。ジョナサンが殺されていた。
      トルーマン、ジョシーを疑いクーパーに調査を頼む。
      ク: ハリー、一つはっきりさせておこう。ぼくは今、君の部下だ。君の命令に
          従うよ。コーヒーを飲めでも何でも。
   -- ドク・ヘイワード、ディックとアンディにニッキーの話をする。ニッキーの母
      親は移民で、グレート・ノーザンでメイドをしていた。彼女は暴行されて妊娠
      し、出産と同時に死亡した。ニッキーは孤児院に引き取られ、その後里子に出
      された。養父母は自動車事故で死亡した。ルーシー、彼らがニッキーを疑った
      ことに怒り、ハエを叩く。ディックとアンディ、泣き出す。
   -- マーシュ家。
    {1台目のパトカーが到着する。}
    イヴリン: 事故があって、ジェフリーが死んだわ。
    ジェームズ: 車で?
    イ: ええ
    ジ: 殺したんだな!
    イ: いいえ……違うわ……。
    ジ: 何てこった、罠だったんだな!
    イ: マルコムが考えたのよ。兄だというのは嘘よ。急いで、ジェームズ。あなた
        を待っている娘のところへ……。 {2台目のパトカーが到着する。}
        早く! {ジェームズ、ジャケットをつかんで去る。}
      ドナ、外に隠れている。2人で逃げ出す。

   夜
   -- レオ、森の中を歩いている。意味もなくふくろうの映像。山小屋に灯かりがつ
      いている。レオ、中に入る。中にいたのはウィンダム・アールだった。

ページの先頭に戻る
=============================================================================